【医薬】米ファイザーとジョンソン・エンド・ジョンソン、アルツハイマー病治療薬の開発中止[12/08/07]
[ニューヨーク 6日 ロイター] 米製薬大手ファイザーとジョンソン・エンド・ジョンソン
(J&J)は、アルツハイマー病治療薬、バピヌズマブ(bapineuzumab)の開発を取り止める
と発表した。臨床試験(治験)で期待された効果がみられなかったため。
これ以上の治験およびフォローアップ研究は行わず、第3・四半期にこれに関する費用を計上する。
●1:ファイザーは7月23日に、バピヌズマブの軽度から中度の症状の患者を対象とした
後期段階の重要な臨床試験4つのうちの最初の臨床試験で有効な結果が得られなかったと発表した。
アルツハイマー病を発症させる可能性が高いとされる遺伝子型ApoE4を持つ人を対象に
行われたこの治験では、投薬の目標だった認識能力や生活機能の改善はみられなかったという。
ファイザーの薬品開発部門の責任者は声明で
「治験結果に非常に失望している。中・軽度の患者に著しい進歩を提供する機会を失ったことに
衝撃を受けている」と述べた。
●2:J&Jは治験の中止に関連した費用3億─4億ドルを第3・四半期に計上する予定としている。
●3:発表を受け、ファイザー株とJ&J株は時間外取引で共に下落した。
ファイザー株とJ&J株については、業界アナリストから、多くの投資家は
アルツハイマー病治療薬が成功した場合の保険として保有しているとの指摘が出ていた。
アルツハイマー病治療薬は、有力な収益源となり得る。アナリストの間ではバピヌズマブの
年間売上高がゼロ─10億ドル超と予想されていた。
アルツハイマー病治療薬をめぐる関心は、イーライ・リリーが開発中のソラネツマブ(solanezumab)に
移る。
ソースは
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE87601620120807
諦めるの早すぎw
ノ´⌒ヽ,,
_ノ\_γ⌒´ ヽ,
マ (/""⌒⌒\ )
ジ / ⌒ ⌒ ヽ )
で > (0)` ´(0)|i/
っ | (__人_) |
!?ゝ. \//
ヽ// \
つか、なんで?
4 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 11:28:36.30 ID:y6oyk/9M
>アルツハイマー病治療薬、バピヌズマブ
アルツハイマー患者がこんな呪文の様な薬名を連呼されたら恐いだろうな・・・。
アナリストの間ではバピヌズマブの
年間売上高がゼロ─10億ドル超と予想されていた。
ひどい予想だ。
6 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 11:46:08.85 ID:RIiCXVIz
これ以上長生きさせてもいみないからな
金持ちだけ買えるようにするんだよ
8 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 11:59:50.18 ID:jPAVkR1J
長生きしすぎだよ人類
9 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 11:59:53.36 ID:7QXlbODl
名前からすると、抗体医薬か。Abetaの抗体かな?
マウスでの論文出たの10年くらい前だと思うけど、
やっぱ大手は仕事が早いな。
もう効果判定できるとこまで行ってたのか。
10 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 12:01:44.77 ID:J+IHK2u+
Bapineuzumab is an antibody to the beta-amyloid (Aβ) plaques
that are believed to underlie Alzheimer's disease neuropathology.
やっぱりアミロイドベータの蓄積はボケの「原因」じゃなくて「結果」なんだろうI
11 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 12:03:15.41 ID:J+IHK2u+
NHKスペシャル10月31日放送
【認知症を治せ!劇的に改善する患者
▽アルツハイマー病期待の新薬▽40代予防法】
◎キャスター:上田早苗(NHKアナウンサー)◎語り:滑川和男
◎解説:山田正仁(金沢大学教授、日本認知症学会理事、神経内科医)
またまたNHKが幻の嘘番組を
アメリカは皆保険制度が始まるから色々ビビってる
昔から ボケ老人はいたが、医学の発達とともに、身体だけは丈夫って言う手合いが
増えて来た。
アルツハイマー病にかかったら、すべての医療行為をやめて自然死させる方が良い。
バピヌズマブ(bapineuzumab)
何処の悪魔の名前なんでしょうか
>>4 一般名と商品名は違うから気にするな。
オセルタミビルって言われても分からないだろうが、タミフルと言えば分かるのと同じ。
17 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 12:37:14.51 ID:J+IHK2u+
原理的に抗原抗体反応だから
ベータアミロイドが貯まった細胞を「攻撃」ことしかできない。
だから、せいぜい脳炎は起こせても
冒された脳の修復の働きは、ほぼ期待できない
もし本当にベータアミロイドが原因だとしても
その経路を妨害して
「ベータアミロイドを作らせない」という方向の薬じゃないと
原理的に無理っぽいのは
素人でも感じる・・・
18 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 12:38:07.75 ID:tKtdtgiB
ほ乳類では体の大きさと寿命がだいたい比例するが人間だけが異常にながい。
自然界では本来死んでるところを生きてれば異常がでるのは当然。
>>14 分子標的治療薬にはある程度名前の付け方が決まってる。
最後のmabはモノクローナル抗体の意味で、
その前のzuは抗原と結合する場所だけマウス型の抗体であるヒト化抗体の意味。
>>13 落語のDVDを見てゲラゲラ笑ってる自分の母親を餓死させるのはね。
本当はアルツハイマー病の特効薬は完成。形だけ研究中止
ある種の人々だけに密かに提供
こんなんだったら嫌だな
22 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 15:48:13.91 ID:J+IHK2u+
「予防薬」のほうが売れるのに
市場規模自体が恐ろしくデカイので、富裕層に裏ルートで100倍の値段で売るより
普通に認可取って一般販売したほうがいいよ。
24 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 16:34:00.81 ID:6oVknMrW
予想通りだったか
まだ後続のワクチンが複数控えてるはずだけど、作用機序はあまり変わらないからな。
aβ標的には非常に懐疑的だよ。糖尿とかの生活習慣病を軸としたアプローチのほうが
現状ではまだ現実的かもしれない。
26 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 16:44:54.32 ID:NDwE15yC
薬はこれがあるからなあ。
だから下手に手出しできないんだよなあ。
27 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 17:14:47.07 ID:J+IHK2u+
壊れた脳細胞は戻らない
ぎりぎり生き残ってた脳細胞を攻撃して殺したら
ボケが進行しこそすれ、なおるはずがない
28 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 18:21:37.16 ID:SJKCBXRj
>>21 薬の原価がいくらか知らんけど、表で世界中の人に売った方が利益はでかいだろう。
29 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 18:29:05.38 ID:FkTHdgOw
ファイザーは苦しいな
トルセトラピブ開発失敗
リピトールの特許切れと続いたから
これには期待していたはず
30 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 18:45:46.54 ID:3RIVlwmu
だめそうな物はさくっと切っちゃう見切りがうまいってことかね。
31 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/07(火) 22:04:37.56 ID:drk/cZS6
>>13 しかも凶暴なんだよねえ
団塊の世代が本格的にボケたら悲惨だわ
〜マブってどんな意味なん?
カフェインとかヘロインとかコカインとかの〜インも教えて。こっちは脳神経に作用するものばっかりかな。
33 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/08(水) 23:04:12.02 ID:oA/B1alm
となると新規事業が欲しい訳で
オリンパス買収に名乗りを上げてみるとか
アリセプトでおk
>>32 -mabはmonoclonal antibody, モノクローナル抗体
-in は〜に入ってるって意味だろ。コーヒーに入ってる物質:カフェイン、コカに(ry
>>31 アルツハイマーになるとキレやすくなるからな。
これからの日本は大変だぜヒャッハー!
37 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/08(水) 23:41:50.49 ID:TugCgtrE
塩酸ドネペジルも販売中止にしてくれ。
あれのせいで凶暴になる認知症患者が増えてかなわん。
町医者は風邪薬のごとく気軽に処方してるからな。
>>37 アリセプトとどうちがうの?
認知症の母親の薬が、何の知らせもなくドペジネルに変わったんだが?
40 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/09(木) 10:36:07.10 ID:QIdCcTp3
>>39 うちのところはエーザイのMRこないからどうでもいいや。
>>40 パテントが切れてついこの前から一斉にジェネリックが出回るようになったんだよ。
その分少しお値段安くなったでしょ?
>>40 ですか・・・。
まあ、ジェネリックになったおかげで老健施設でも処方できるようになった
みたいなんですが(それまでは高すぎるという理由で出さなかった)。
ファイザーが挫折するほどの微妙な領域でジェネリックでも大丈夫か少し不安です
(偏見?)。
42 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/09(木) 11:05:09.72 ID:QIdCcTp3
>>41 処方する立場からいうと、ジェネリックでもそんなに問題はないですよ。
製造販売しているところも、国内で名の通ったところだし。
ただし、ドネペジル自体が正直微妙です。
有効率がそもそも低いし、効果が続いても一年そこらだから。
それよりも精神症状や問題行動を煽ったり、マイナス面が多すぎる。
胃腸症状に伴う食欲低下もざらだし。
しかし、ファイザーはリピトールやアリセプトのパテント切れといい、逆風が吹いてるな・・・
>>42 ありがとうございます。
ただ、私の場合は「劇的な変化」を体験しましたからね。
82歳の母が骨折で入院した時、医師の引き継ぎができてなくてアリセプトを
二週間処方されませんでした。その時の認知の進みようはまさに劇的でした
(ふつうに生活できてた→言葉も話せなくなり目も開けなくなった)。
あれはヘタすると「骨折で寝たきりになったせいで認知が進んだ」で片づけ
られたでしょうね。やはり効果は人により時期によるのでしょう。
ちなみに処方再開してもらったら回復しました。元には戻りませんでしたが。
アルツハイマーとボケは違うんじゃなかったっけ?
45 :
名刺は切らしておりまして:2012/08/19(日) 01:30:01.57 ID:PimgCPgB
>>32 -ine(英語だとインだが、ドイツ語だとイネになる)はアルカロイドの古典的な
語尾。-の部分は含まれていた植物の学名の一部からとられることが多い。
神経系以外に作用する薬でこの語尾を持つのは、例えば抗マラリア薬のキニン
(キニーネ)がある。
抗体でβ‐アミロイドを持つ細胞を殺すよりは、
細胞内にエンドペプチダーゼを導入した方がβ‐アミロイド蓄積には効いたんじゃないか?
導入方法がないか。
治療の際に異常な細胞を破壊するのは一般的にはありうることだが、
普通は細胞新生が見られない脳細胞でこの手法を良しとしたのには疑問がある。