JR西日本が、関西国際空港に乗り入れる特急「はるか」で、特別料金の年度内の引き下げを検討していることが20日、わかった。
新大阪−関空間の自由席では18%分の210円安くなる。関空と対岸をつなぐ連絡橋の使用料が下がるため、利用者に還元する。
はるかの自由席特別料金は、50キロ以内の区間で現行の730円から630円に、50〜100キロは1150円から940円に下げる。
関空−新大阪間は約60キロのため、乗車券の1320円と合わせた料金は2470円から2260円となる。
JR西は連絡橋の使用料として、新関西国際空港会社に鉄道利用者1人あたり約200円を支払っている。
新関空は今秋にこれを引き下げる方針で、JR西はこれに伴って料金を下げ、はるかの利用促進につなげたい考えだ。
同じく関空に乗り入れる南海電気鉄道も「何らかの還元策はとりたい」としている。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120721/bsd1207212130008-n1.htm