【景況】韓国に債務デフレ兆候か 個人負債増に住宅価格下落 (聯合ニュース)[12/07/18]

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1やるっきゃ騎士φ ★
【ソウル聯合ニュース】韓国内外の景気が下降する中、韓国経済でもデフレ懸念が高まっている。
まだ物価はマイナスに転落していないが、個人負債が膨らむ一方で資産価格は下落している。
債務危機の長期化による欧州発の債務デフレの影響下に韓国も入っているといえる。

国際通貨基金(IMF)は16日の経済見通し改定で、今年の世界経済の成長率を
4月時点の見通しより0.1ポイント低い3.5%、来年も0.2ポイント低い3.9%に、
それぞれ下方修正した。
2010年の成長率は5.3%だったが、昨年(3.9%)から3年連続で3%台となると
予測した。

韓国経済も同様の状況だ。
韓国銀行(中央銀行)は今年の成長率を昨年12月時点で3.7%と見込んでいたが、
今年4月に3.5%、今月には3.0%と、見通しを引き下げた。

また、1〜3月期の国内総生産(GDP)は前期比0.9%増加したが、4〜6月期はこれを
下回ると予測される。欧州債務危機のあおりで貿易が萎縮し、民間消費や投資も振るわないため。
韓国の上半期(1〜6月)輸出額は2752億ドル(約21兆7700億円)と0.6%増に
とどまった。6月単月では、2年8カ月ぶりに原材料と資本財、消費財の輸入がそろって
減少した。

世界的に需要が伸びず製品価格が下落し、韓国の資産状況も停滞傾向にある。
韓国総合株価指数(KOSPI)は4月3日に年初来高値の2049.28をつけ、
上場会社の時価総額は1178兆1384億ウォン(約81兆4850億円)に上ったが、
今月17日にKOSPIは1821.96まで下がり、
企業の時価総額も1050兆900億ウォンに減った。

住宅市場を見ると、先月のマンション取引件数は1年前に比べ32.9%、
住宅全体も29.3%減少した。住宅価格も下がり続けている。

一方で個人向け信用供与の残高は、韓国銀行の統計によると3月末に911兆4000億ウォンと、
世界的な金融危機の直前に比べ34.6%拡大した。銀行の住宅担保貸付の返済延滞率も上昇が
続き、5月末には0.85%と、2006年10月来の高水準となった。

韓国政府はまだデフレではないと判断しながらも、個人負債が急増する中での住宅価格の下落を
注視している。専門家の間でも債務デフレの懸念を指摘する声がある。

政府は景気が下降局面にある点を考慮し、中小企業や庶民など弱者層のために金融支援を
推進する姿勢。人為的な景気浮揚策はまだ検討していないが、下半期(7〜12月)に
8兆5000億ウォンの財政投資のほか、規制緩和と制度改善を中心に小さくとも実効性のある
政策を打ち出す予定だ。

ソースは
HTTP://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2012/07/18/0500000000AJP20120718000600882.HTML
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