【コラム】リーマン危機前夜に似た国際マネーの流れ=大和総研チーフエコノミスト熊谷亮丸氏[12/07/02]

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1のーみそとろとろφ ★
熊谷亮丸 大和総研 チーフエコノミスト

[東京 3日 ロイター] 6月17日のギリシャ再選挙では、緊縮財政派の新民主主義党(ND)が勝利し、
同党を中心とする連立政権が発足した。「ギリシャのユーロ圏離脱」の可能性がひとまず低下したことを受け、
国際金融市場では株高・ユーロ高がいったん進行した。

確かに「最悪の事態」は回避されたが、結論としては、欧州ソブリン危機が解決したとの見方は時期尚早であり、
今後も不安定な状態が続く見通しである。

欧州ソブリン危機が日本経済に与える影響に関する大和総研のシミュレーションによれば、
最悪のケースでは、わが国の実質GDPは4%以上押し下げられるリスクがある。
試算結果については、相当程度の幅を持って見る必要があることは言うまでもないが、
今後、欧州ソブリン危機が深刻化した場合、日本経済がリーマンショック並みの打撃を受ける可能性があり、要注意である。

本稿では、グローバルなマネーフローの動向に焦点を当て、
この危機が再度深刻化した場合のリスクシナリオについて考察したい。

<最大のリスクは日米長期金利の上昇>

まず強調したいのは、2008年9月に発生したリーマンショックや、
今回の欧州ソブリン危機のような深刻な金融危機が発生すると、
グローバルなマネーフローは「逆流」を起こす傾向があるという点だ。

現在のグローバルなマネーフローは、リーマンショック前夜の2007年と非常に似通った特徴を有している。
統計上確認できる最新の2012年第1・四半期時点でのマネーフローをみると、その特徴は以下の4点に集約できる。

第一に、米国への資金流入という面では、日本、アジア、英国という3地域からの主に米国の債券に対する投資が、
米国の経常赤字のファイナンスを支えている。2007年時点との比較では、
今回は2011年第3・四半期以降、日本国内での資金運用難などを背景に、
日本から米国への資金流入のパイプが太くなっている点が特徴的である。

第二に、英国を中心とするマネーフローの動向を見ると、
英国から日本に対する巨額の資金流入(2012年第1・四半期のネットベースでは年率換算で8365億ドル)が確認できる。
英国資本による対日投資の内訳を見ると、そのほとんどがわが国の債券市場(同7857億ドル)に流入している。

第三に、米国から出入りする資金は両建てで高水準に達している。
2007年当時同様、海外資本による対米投資が債券投資中心であるのに対して、
米国の対外投資は株式投資や直接投資のウエイトが相対的に高い。
ただし、2011年前半まで、米国資本は、中南米、アジア、オセアニアなどに、
株式投資や直接投資という形で大量のリスクマネーを供給してきたが、
足下では「リスクオフ」の動きが顕在化し、海外の株式を売り越している。

第四に、米国とユーロ圏の間では、2011年前半まで、2007年当時を上回る規模で米国からユーロ圏への資金流入が起きていた。
ただし、足下では、米国からユーロ圏への資金流入はやや細っている。

続きます>>2-3
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYE86201C20120703
2のーみそとろとろφ ★:2012/07/03(火) 15:59:37.84 ID:???


>>1より
国際金融市場で巨大な地殻変動が起きた場合、グローバルなマネーフローが「逆流」を起こす傾向があることを勘案すると、
欧州ソブリン危機の深刻化に伴い警戒すべきは、米国債安、国内債券安、新興国株の下落、ユーロ安の4点であろう。

第一に、日本、アジア、英国などからの米国への資金流入が細れば、「米債券安」のリスクが生じる。
第二に、英国から日本への巨額のマネーフローが「逆流」を起こすと、「円債相場の下落(=長期金利の上昇)」が懸念される。
第三に、米国資本が「リスクオフ」の動きを強めると、中南米、アジア、
オセアニアなどに向けたリスクマネーが収縮し「新興国株の下落」が懸念される。
第四に、米国とユーロ圏の間のマネーフローが「逆流」すると「ユーロ安」が進行する可能性がある。

上記の4つのリスクの中で、第三、第四の動きはすでに一部で顕在化している。
したがって、今後の最大のリスク要因は、日米両国における長期金利の上昇(=債券相場の下落)に他ならない。
すなわち、信用不安が極限に達すると、これまで「安全資産」と思われてきた、
米国や日本の国債までもが売り浴びせられる可能性が生じる。この場合、逃避資金は、現金として保有されるか、
金を中心とする貴金属の市場に流入し、世界的な金融市場の混乱が過ぎ去るのをじっと身を潜めて待つことになるだろう。

今後、日米両国で長期金利が急上昇(=債券相場が暴落)し、グローバルな金融市場が大混乱に陥るか否かは、
欧州ソブリン危機の動向次第であると言っても過言ではない。
言い換えれば、政策当局の対応次第である。

具体的には、
1)金融システム危機を防止する「安全網(セーフティネット)」の整備、
2)各国の「財政主権」に切り込む形での構造改革、
3)将来的な「財政統合」まで視野に入れた「欧州共同債」の発行やドイツからの財政移転、
などを実現できるか否かが、欧州ソブリン危機の沈静化の鍵を握っているのだ。

*熊谷亮丸氏は、大和総研経済調査部チーフエコノミスト。
日本興業銀行(現みずほFG)、興銀証券(現みずほ証券)、メリルリンチ日本証券を経て、2007年に大和総研入社。
2002年―2011年、財務省「関税・外国為替等審議会」専門委員。東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。(here)
*本稿は、個人的見解に基づいています。

以上です。
3名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:05:44.07 ID:iVQirXv9
>>1の要約
米ドル圏の国際的なマネーフローは4年毎の米国大統領選挙によって
その規模や方向を大きく変える傾向が明らかだ
当然、選挙資金の獲得競争が背景にあると考えられる
4名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:06:31.02 ID:YVp/W9zd
もうやめて世界のライフポイントはゼロよ
5名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:06:43.93 ID:TZ826553
…逃避資金は、現金として保有されるか、
金を中心とする貴金属の市場に流入…

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /
6名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:07:24.77 ID:8YITyLnM

まとめ:「もうすぐ国債暴落で日本脂肪ワロタ」
7名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:09:27.38 ID:e1/pUPN9
インサイダー大和
8名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:14:39.81 ID:MEfd2Jjt
危機感持ってるやつがいる間は暴落しない。
バカだなぁ。12月まで上がるのに。
9名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:47:07.37 ID:PloLq8V1
トレ転したのがまだ分からんのか
プロのくせに
10名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:53:08.57 ID:hdcSjJvt
ソブリンリスクをずーっと言い続けているだけで
文章書けちゃうなんて楽でいいねぇ。
11名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 16:54:48.11 ID:JWjoB1mM
日本国債破綻をせっせと宣伝していた人たちが推奨していたのは、
欧州含めた国際分散投資

アホですね
12名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 17:47:00.97 ID:QW8rAZ+x
リーマンショックがハードランディングなら今回はソフトランディング
日本化シナリオを試すことになるんではないか。
ただ欧州の金融システムの矛盾が直らないとリーマンショックの再来も考えられる。
米国債安、国内債券安ってのはハァ?って感じだけどな。
13名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 17:47:58.68 ID:L+JySyCP

【日本の「スシ」その起源は韓半島の伝統的民族料理「チュジ」】

スシ、その起源の秘密は韓国キムチの製造工程にあった。

豊臣の侵略によるトウガラシ伝来以前のキムチは川魚の鮎で醗酵させていた。
その発酵に利用した川魚(鮎)を韓酢でしめて米にのせて食べると、ほのかな酸味と醗酵臭がありとても美味であったという。
その料理は「チュジ」と呼ばれ、当時の韓民族が好んで日常的に食していた韓半島の伝統的民族食であった。

その「チュジ」が江戸時代の朝鮮通信使で日本に伝わり、日本で様々な魚と組み合わせた「スシ」となり世界に広まった。

日本が誇る「スシ」
その起源は、韓半島に古くからある伝統的民族料理の「チュジ」だったのだ。
14名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 17:51:51.18 ID:1l+ewTIo
3)将来的な「財政統合」まで視野に入れた「欧州共同債」の発行やドイツからの財政移転

さらっと恐ろしいことを言っとるなあ
15名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 17:56:36.31 ID:VZEMU5L+
>>14
1〜3まで全部偏在している富の移転の話しだから恐ろしくても当たり前だろ。
16名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 18:35:19.63 ID:UJiRea5U
この人、増税すれば景気が良くなるとほざいてた人だ
17名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 19:12:30.11 ID:7K1VbsX5
住宅ローン組むんだけど固定金利にしといた方がいいかな?

欧州で金融破綻起きて、連鎖で日本国債も暴落して、金利急上昇とかあり得る?
18名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 19:17:05.63 ID:1l+ewTIo
>>17
そりゃありうる
普通に考えれば、この先ずーっと住宅金利0.9%とかありえん話だわ
保険料と考えて、それが高い安いか
19名刺は切らしておりまして:2012/07/03(火) 19:59:43.46 ID:z1s6z1g+
いつ世界恐慌が現実になるかわからないよって記事はもううんざりだが
現実はこんなんか
20sage:2012/07/03(火) 20:10:33.25 ID:EkagN4Lq
>>16
増税しても景気が良くならない理由を探さにゃならんからな
21名刺は切らしておりまして
増税すれば(御用学者の)景気がよくなる!!!