2012年6月8日、英紙フィナンシャル・タイムズによると、英国のセバスチャン・ウッド
駐中国大使は本国のテレサ・メイ内務大臣などに対し、英国のビザ発給に関する硬直した
手続きを改めないと裕福な中国人観光客が他国へ流れてしまうとの懸念を表明した書簡を
送付した。環球時報(電子版)が伝えた。
英紙イブニング・スタンダードは6日、ウッド大使の書簡の内容を明らかにした。それに
よると、英国のビザ発給に関する硬直した手続き制度は潜在的な英国への観光客をその他の
国へ向かわせるだけであり、中止すべきであるとの内容だった。この書簡はメイ内務大臣
だけでなく、キャメロン首相やヘーグ外相などにも回付されたという。
ビザ発給処理の遅れへの不満に対し、英内務省は今年夏に150人の臨時要員を中国へ派遣し
対応するとの計画をすでに発表している。しかし、ウッド大使は、可能な書類については
コピーを採用したり、米国のようにビザ再申請者の一部の条件を緩和するなどの方が効果が
上がると提案している。
中国人観光客に対するビザ発給の遅れは、開幕まで残り50日を切ったロンドン五輪への
観光客誘致にも影響が出る可能性がある。
◎
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61963 ◎関連スレ
【観光政策】中国人観光客がやってくる!--"数次ビザ"発給開始からもうすぐ丸1年 [06/09]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1339226482/