【アプリ】「ブランドアプリ」でスマホ画面の争奪戦　ソニーやJAL、新サービス続々 [12/06/05]

　一般企業が自社ブランドや企業イメージを高める目的で配信する「ブランドアプリ」に
力を入れている。商品の割引販売など直接的な顧客誘引を目的とする「販促アプリ」とは
一線を画し、消費者の生活に自然な形で溶け込むことを目指している。ソニーは５月末、
同社として初めて一眼レフカメラ「α」のアピールを目的としたブランドアプリを投入。
ＪＡＬや資生堂のほか、すでにブランドアプリで成功を収めているユニクロも新たな
アプリの配信を始めた。消費者にとっては、テレビや新聞、雑誌など既存のマス媒体に
代わり、手狭なスマートフォン（高機能携帯電話＝スマホ）画面が広告に接する主舞台に
なりつつある。今後、企業はここにどう食い込んでいくのか、手のひらの上の「画面争奪戦
」が激化しそうだ。

　時計とともに、定点撮影されたフランスの世界遺産「モンサンミシェル」の美しい写真
がスマホの画面いっぱいに映し出される。時計を指でなぞると時間が進み、同時に朝焼け
から夕焼けまで、12の時間帯ごとに変化する修道院の表情も楽しむことができる。

　ソニーは５月31日、無料のアンドロイドＯＳ向けアプリ「α ＣＬＯＣＫ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ
」を「グーグル　プレイ」を通じて配信し始めた。アプリには、モンサンミシェルの写真
が収録されているほか、トルコのイスタンブール歴史地区や日本の小笠原諸島など４カ所
の風景をダウンロードできる。今後、計40以上の新たなシーンを追加する。

　最大の特徴は、世界の名所や史跡の顔が時間とともに変化する様子を、画像の上に表示
される時計をタッチして下にスライドさせるだけで楽しめる点だ。このためにソニーは
「タイムシフトＵＩ」と呼ばれる独自のユーザーインターフェース（ＵＩ）を開発した。

　加えて「壁紙」の置き換え機能も搭載。アプリが時刻に連動して１日に12回、アンドロ
イド端末のホーム画面の壁紙に写真を自動転送する。日本語のほか、英語、中国語など
12の言語に対応した。「ツイッター」や「フェイスブック」などでの共有機能も付いている。コメントすると別の角度から撮影された新たな画像が入手できるなどの特典もある。

■ＪＡＬは写真を多用した「カレンダーアプリ」を投入

　単なる「お役立ちアプリ」「おもしろアプリ」として楽しむことができるが、ソニーの
狙いはあくまでブランドの認知やイメージ向上にある。

　「今回のアプリを通じて、デジタル一眼カメラ『α』シリーズで撮影した高画質、かつ
時間と共に変化する美しい写真を楽しんでもらうことが狙い。専用機ならではの表現力、
美しさをより多くの人に気軽に体験してもらいたい」。ソニーのＤＩ（デジタルイメージ
ング）事業本部・マーケティング部門の大久保徳寛氏は、こう語る。スマホのカメラ機能
の画素数が上がり、コンパクトデジカメ並みの性能になりつつある中、一眼レフの格の
違いを見せつけようという試み。常に手にするスマホ上で、どうやって消費者に注目して
もらうかを考えた結果の新施策だ。

ソース：日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO42174890U2A600C1000000/
http://www.nikkei.com/content/pic/20120605/96958A90889DE6E0E3E5E6EAEBE2E2E6E2E4E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2-DSXZZO4217581004062012000000-PN1-47.jpg

（つづく）

>>1のつづき

　これまでソニーはＡＲ（仮想現実）技術を利用したカタログ連動の販促アプリなどを
配信をしてきたが、直接的な販促を目的としないブランドアプリを多言語で配信するのは
、これが初めてという。配信しているグーグルプレイでのユーザー評価は平均4.4と上々
で、ダウンロード数も好調だという。

　電通でモバイル関連の市場調査などを手がけるコミュニケーション・デザイン・センター
の森直樹ディレクターの調べによれば、2011年９月時点でｉＰｈｏｎｅ(アイフォーン）
利用者は平均68.6個、アンドロイド利用者は平均22.5個のアプリをダウンロードしている
という。端末の容量さえ許せば多くのアプリをダウンロードできるが、常に利用する
アプリは限られている。便利アプリやゲームアプリが氾濫しており、企業が宣伝目的で
画面に食い込むのは難しくなってきた。そこで、機能性やデザイン性の高さを兼ね備え
、利用者の生活の一部に密着しながら企業や製品の世界観を発信するブランドアプリと
いう手法に注目が集まっているというわけだ。

＜中略＞

　スマホから企業の公式サイトに流入する割合が２割超の企業もある――。電通の森氏は
、「スマホの存在感の高まり」を指摘する。「アプリはパソコン向けサイトとは異なり、
一度ユーザーにダウンロードしてもらえれば、『プッシュ型』で発信したい情報を消費者
に送ることができる」というメリットから、アプリ開発に乗り出す一般企業が増えている
という。

　一般社団法人のオープンモバイルコンソーシアム（東京・千代田）の渡辺春樹代表理事
は、「企業にとってモバイル向けの広告という観点では、今年はターニングポイントの
年となる」と断言する。それは、「ガラパゴスケータイからスマホに置き換わり本格普及
の段階に入った。これまで表現できなかったことがスマホで可能になり、スマホが『ＰＣ化
』することでモバイル向けの市場が大きく広がる」（渡辺氏）からだ。ただ、米国では
アプリ数があまりにも多くなり、利用者が自分の欲しいアプリを探せなくなってしまった
前例もあるといい、渡辺氏は「企業のアプリも埋もれてしまう可能性も十分あり得る」
と指摘する。

　既にその企業の常連客であれば、販促アプリは売り上げの底上げに有効な手段となる。
しかし、新規開拓となると広告宣伝臭が強い単なる販促アプリは敬遠されてしまう。

　毎日、新たな「便利アプリ」「おもしろアプリ」が登場する中で、いかに、スマホなら
ではのコンテンツ、機能を生かし、どう企業ブランドをアピールするか。各社の知恵が
試されている。

（電子報道部　杉原梓）

-以上。省略部分はソース参照-

商品を宣伝するアプリを宣伝するサイトが必要になるんだろ

　英語がよめない、プログラミングの基礎ができていない初心者PGは大変やね。
iOSだと、QuartzやCore Animation周り等、グラフィック周りはあんまり本が
でてないし。

着替室の様子をリアルタイムで流すアプリでも作って配ればアクセス数稼げるんじゃね

バッテリーがたぶん6時間くらいしか持たない

JALはゴミアプリ出すより先に遅れまくってるICチェックイン対応アプリを出せと

スッチー制服時計アプリを出せば、バカ売れするとおもふ。

ソニー株32年ぶり安値、一時1000円割れ　時価総額１兆円割れ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL040AG_U2A600C1000000/

2011年度ゲーム関連上場企業30社の決算状況を見る
http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20120524052/

株価が32年ぶりの安値　全盛期の3分の1に……
やっぱりだだ下がり！　ソニー株価の変遷
http://biz-journal.jp/2012/05/post_134.html

ソニーとサムスン、米小売業者にテレビの値引き抑制を要求
http://jp.wsj.com/IT/node_447231

「ソニーらしさ」の勘違い
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2012/05/post-251.php

【コラム】ソニー好きとアップル好きはどう違う？--データから見るペルソナ図鑑［12/05/18］
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1337324809/