ソースはギガジン
http://gigazine.net/news/20120604-battle-of-the-bosses/ 仕事で成果をあげるためにはできるだけミスを減らし、上司や部下、顧客からの信頼を
勝ち取ることが大切です。
しかし注意をしていたにも関わらずうっかりミスをしてしまったとき、職種によっては
男性であるということで女性よりも厳しく評価されるという調査結果が明らかと
なりました。
Battle of the Bosses: Men May Take More Heat for Mistakes
http://www.livescience.com/20590-leadership-gender-female.html 仕事に猛進する社会人たちは失敗を犯さないよう慎重にことを進めますが、
新しい研究によって男性リーダーの犯したミスは女性リーダーのそれよりも厳しく
評価されることがわかりました。
この傾向は特に建設業など男性が中心である職場において見られるということ。
調査を行ったペンシルベニア州立大学のChristian Thoroughgoodさんらは、
女性のリーダーがこのようなフィールドであまり厳しく判断されないのは、そもそもの
筋力に差があるからだと考えています。
この調査は284人の大学生たちに架空の上司から受け取ったメールを読んでもらう、
という方法で行われました。
架空の上司には「建設業」と「看護師」という、性別の影響を受けやすい二つの職種が
用意されました。
メールには仕事の指示に関するミスや人を不快にさせる表現などの人間関係における
ミスが仕込んであり、読み手を辟易させる内容になっている、というわけです。
なおこのとき人種の影響を受けないように、架空の上司は「Bill Smith
(ビル・スミス)」や「Barbara Smith(バーバラ・スミス)」などの
ありきたりな名前に設定されていました。
次にオンライン調査で実験の参加者たちに二人の上司を評価してもらい、
さらに、それらの上司の下で働くことに前向きかどうかを表してもらったところ、
二人の上司が「看護師」の上司だと仮定されたとき、学生たちは
Bill SmithとBarbara Smithに対し同じような評価を下しました。
一方、二人が「建設業」の上司だとしたとき、Bill SmithはBarbara Smithよりも
否定的に評価される、という結果となりました。
なお、当然と言えば当然なのですが、学生たちはミスを犯す上司をそうでない上司と
比べて仕事や人間関係において無能で、やる気も影響力も少ない、と見なすという
結果も出たということ。
この調査は架空の人々とシナリオを使ってで行われましたが、現実に仕事上で
身に覚えのある人は注意が必要だ、と調査チームはコメントしています。
-以上です-