【金融】先進国の物価上昇率、マネーより人口増加率と関連強い=日銀総裁 [12/05/30]

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241名刺は切らしておりまして
水説:日本に謝りたい?=潮田道夫
http://mainichi.jp/opinion/news/20120530ddm003070073000c.html
http://mainichi.jp/opinion/news/20120530ddm003070073000c2.html
 フィナンシャル・タイムズはときどき、レストランで昼飯を食べながら「ときのひと」に1ページ使って
インタビューする。レストランガイドも兼ねているようだ。対談相手の口も滑らかになる。
(中略)
 それはともかく、先週末には同紙のトップ解説委員、マーティン・ウルフ氏がノーベル経済学賞受賞の
ポール・クルーグマン・プリンストン大教授にインタビューしていた。
(中略)
 以上はどうでもいい話で、お伝えしたいのはクルーグマン教授の話の中身。
 ウルフ氏がバブル崩壊以降の日本の経済運営について、「結構うまくやったのではないだろうか」と
問うのに同意して、「日本は悪い見本だと思っていたら、学ぶべき手本になった」。
 「日本はわれわれほどひどい事態にならなかった。失われた10年と言うが、あの期間1人当たりでは
結構経済成長している」「日本にあれこれ注文してきた僕らは、東京に行って天皇に謝らないとね」
「最近は米国の日本化を心配する人には、日本化できたらいいねえと言うんだ」
(中略)
 教授はこのなかで、日本の1人当たりの経済成長率に触れているが、これは最近の白川方明日銀総裁が、
講演に欠かさず盛り込む話。「過去10年の人口1人当たりの日本の実質成長率は他の先進国とほぼ同程度、
そして生産年齢人口1人当たりでは日本が最も高い」と。