【職業意識】"威厳"と"品格"--陸上自衛官の帽子を作ると他の帽子を作れなくなってしまう理由 [05/29]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
千葉県内の住宅街を入っていくと、その会社「日本官帽制帽」はある。民家と
見紛うような佇まいの建物の中に入ると、十数人の女性たちが陸上自衛官の
帽子を作っていた。
日本官帽制帽の帽子作りは、元々、農閑期の仕事として始まった。昨今は中国
製品などの登場によって国内の帽子産業は衰退の一途を辿っている。制服を着る
職業でも国産帽を採用する所は少なくなる一方なのだ。
「元々は教員をしていたんですが・・・」。そういう同社社長は3代目。父親が
急死し、後を継いだ。
かつては山形で帝國海軍の帽子を作っていたが、軍に協力していたということで
故郷にいられなくなり、こちらに移ってきたのだという。
この緑色の帽子、昔から外見は変わっていないが、内側は時代とともに進化をして
いる。あらゆる状況下でいかに心地よくかぶれるか、今なお研究を続けているという。
糸の1本1本に至るまで微に細にわたってなされている気遣い、そんな帽子作りを
先導してきた工場長は近年リタイアした。
「休んでくださいと言っても日曜に来て作業をしていたんですよ」
中学卒業から55年間の人生を帽子作りに投じた、その技術と熱意を残った職人たちが
受け継いでいる。
■大量発注の帽子を作ると職人の「手が荒れる」
帽子作りは20〜30年経験してやっといい物ができるようになるという。
いずれの装備品もそうだが、自衛隊のものは仕様が細かく厳しい。この壁をクリア
するだけでも至難の業だと言われるが、仕様書には記されていなくても欠かせない
重大なポイントがあるという。それは「威厳」だ。
「この帽子は、国民に尊敬される立場の人がかぶるのですから」
同社は以前、ある有名企業から大量の発注があったが断ったのだという。理由は
「仕様書が大雑把だったから」。
自衛隊のものが細か過ぎるとも言えるのだが、曰く「職人の手が荒れてしまう」
とのことだった。
つまり技術力が落ちることを嫌ったのだ。一度、雑になってしまうと、その後、
自衛隊向けの細かい作業に対応できないかもしれない。そのため、量産して
一時的に利益を得ることよりも、技術を失うリスクを避けたのだ。
「テレビなどで外国の軍人が出てくると、内容よりも帽子ばかり見てしまうんですよ」
社長の見たところでは、やたらと大きくてパンパンに張っている帽子はだいたい
縫製のまずいもので、陸自のように張っている部分と緩やかなカーブがあるものは
珍しく、他国にはなかなか真似できないのだという。
その点、評価が高いのは米軍の帽子だ。社長は米軍関係者に「どうしてそんなに良く
できているのか」聞いてみたことがある。すると返ってきたのは「兵士には一番いい
ものを身に着けさせるのだ」という答えだった。さらに「われわれは戦う軍隊なのだ」
とも付け加えられたという。
余談だが、米軍では金モールにもこだわっていて、99.9%の純金だ。現在は作る職人
がいなくなり、パキスタンに技術移転して製造しているという。苦肉の策でも、
何とかしてその身分に相応しい金モールを調達すべく努力している様がうかがえる。(※続く)
◎
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35312
2 :
ライトスタッフ◎φ ★:2012/05/29(火) 15:12:11.79 ID:???
>>1の続き
■中国製ブラックベレーを回収、廃棄した米陸軍
日本でも自衛官の帽子作りの職人は高齢化が進み、数人しか残っていない。完成直前に
風邪をひいてしまい、納期を延期せざるを得なかったこともあったのだとか。
他の職人技術と同じように高齢化や担い手不足の問題があり、せっかく築いた日本の
誇るべき技術をどう継承していくのかが関係者の悩みの種となっている。
国内の帽子業界全体を見ると、製造拠点を中国に移したメーカーもあれば、廃業に
追い込まれた所もある。中国と提携して生き残ろうとしても、うまくいかないケースが
後を絶たないという。
中国の製造拠点に1万個オーダーしたら10万個届いてしまい、「違う」と言っても
「うちは従業員が1万人だから10万個からしか受け付けないんだ」と受けつけられず、
結局、発注側が倒産してしまったなどというケースも聞く。
「うちは帽子屋なので帽子を作り続けます」
そうした中でも、日本官帽制帽では卸売業のようなことはせず、日本人の手によって
作る帽子にこだわり続けている。それも、単にかぶるだけのものではない、特に「威厳」
と「品格」が必要な帽子に。
「カッコイイ!」と子供たちに憧れられ、部下に尊敬される自衛官の帽子をとことん
追求する。そうでなければ彼らがかぶる意味がないとも社長は断言する。
そう言えば、かつて米陸軍のブラックベレーが競争入札で中国製になった時、兵士から
不満が噴出した。それを知った参謀総長が、知らぬ間に中国製が採用されていたことに
憤慨し、その全てのベレーを回収して在庫も破棄したという逸話を思い出した。
「われわれは戦う軍隊なのだ」
その言葉に、誰も「もったいない」などということは口にできなかっただろう。軍人の
誇りとはそういうものではないだろうか。
話なげぇよ
4 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:19:56.44 ID:zoGVY3rN
俺の股間の帽子がどうのこうの
5 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:20:20.55 ID:hi9RpICQ
品格と威厳ねえ
公教育でかなり貶されてるような
6 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:21:47.42 ID:x9sgHH8X
帽子ごときにそんなコストを使うぐらいなら、
旧軍時代から使い回しのボロい建物とか、書類のコピー代が自腹とか、自衛隊の金遣いには早急に是正すべき所が多々あるわけだが。
8 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:25:28.02 ID:ZJ6ZYgFd
陸自と海自や空自で品質違うん?
何この、オナホール職人の朝は早い、みたいなノリ
>20〜30年経験してやっといい物ができるようになるという
こんなだから負けるんだろw
>>6 古い建物は威厳と品格があってよい
居住性はしらんけど
12 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:30:05.52 ID:zZuFmP0e
13 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:30:13.47 ID:hOt7PzzH
R4 自衛隊の制服は中国製のほうが安いっ
コスト削減で自衛隊の戦闘服を中国から調達するという笑えない話があったな
どこの世界に日本を仮想敵にしてる国から軍服を調達する馬鹿がいるんだよw
15 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:36:27.06 ID:x9sgHH8X
陸上自衛隊の新型戦闘服は、帝人の特別開発した難燃繊維で上下10万円以上もするそうだが、
しかし現場の隊員は、薄くて乾きやすいポリエステル100%の戦闘服を自前で買って使ってるっていう…。
「われわれは戦う軍隊なのだ(ドヤッ」
これの意味がよく分からん。
17 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:39:56.32 ID:cH4WATNM
日本製で頑張ってほしいよ。
>>12 俺が被ってた学帽とは自転車とフェラーリぐらいの違いがあるなww
>>6 作る側ががんばってるってだけで、コストをかけてるとは書いて無いぞ?
知り合いの服屋の親父が嘆いていたよ。
街中を歩く大人がみすぼらしくなったと。
安くて身体に合ってない服を着ているので、
スマートな大人がものすごく減った、ということらしい。
昔は医者や弁護士、大企業勤務の人なんかは
それなりの恰好をして街を歩いていたのにね・・・って
たった10年で品格が格段に落ちた日本人を見て憐れんでた。
まぁ、まだ地方の大都市辺りには、そういう人も
多少は残っている様子だが。
21 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:50:35.30 ID:UwoubLTJ
22 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:55:00.54 ID:6MILyOCz
>やたらと大きくてパンパンに張っている帽子はだいたい
縫製のまずい
北朝鮮ですね判りますw
ブリキの缶バッチみたいな勲章をスダレみたいに付けていつ見ても笑えますw
23 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:57:25.43 ID:Qwq9kvLx
単に、おいしい商売だってだけじゃんw
24 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 15:57:30.78 ID:+eC1eL/o
>>20 オーダーシャツ&スーツ&シューズ着てるヤツなんて、ほんの一握りか0.0*%ってところじゃね?
ブランド物着てるヤツも、着てるんじゃなくて着られてるのが殆どだしなwww
オーダー物だって青天井から庶民レベルまであるんだから、きっちり自分の体型に合った物作って貰えば
それだけで、なぜかかってに何かのオーラが出てくるんだよなw
>>20 親父が調剤薬局やってるんだが門前の開業医が軽自動車だから
良い車買えないっていってたな
26 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 16:08:03.69 ID:QdkFLjy6
R4議員が一言↓
27 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 16:13:48.68 ID:6mzDM0SY
馬子にも衣装
これは戦闘服じゃなくて指揮官クラスの正装の話だって分かってるよね?
海外に行けば大統領や首相、大臣クラスと会う時に着る服だよ
実際一年程前のPKOの現場に現地首相が来てるからね
当然相手は最高級のオーダーメードスーツを着てくるからね
記事本分中にあるように米軍だって手は抜いてない
それどころか星条旗の細かい質にも、凄いこだわり持ってるからね
29 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 16:34:03.70 ID:tuju/XCN
プライドは日常の些細なことの積み重ねから生まれる
セルフイメージが自己の姿を決める
より良い自分、ふさわしい自分、こうありたいと願う姿になっていくものだよ
下手したらそのまま死装束になってしまうかもしれない覚悟で身に付けるものだろうからなぁ。
マトモなもんを、ってのは分からなくはないな。
31 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 16:43:33.22 ID:Bp1j5pA1
防衛庁の職員を長期派遣して技術継承できないのかな・・? 民業圧迫になるか・・・
32 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 16:45:57.09 ID:6GpBouc7
中国製の日本国旗とかゴミレベルだな。
33 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 16:52:03.74 ID:2DWP/ERy
自衛隊は高いお金出してくれるから
安い民間の帽子は作りませんよ
東西ドイツが統一されたとき、上野にやたら東ドイツの新品の帽子だのが
出回ってたな
36 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 16:58:49.27 ID:TAT4HrBJ
税金の無駄です。さっさと安い中国製に切り替えろ。
>>14 仮想敵から衣料品買うならまだましで、敵国から装備を買ってるのがグローバリズム時代の現実なわけで。
米軍もガンガン外国企業に外注してるよ。
国旗まで中国に頼みそうになって、
「おい、さすがに国旗は国産じゃないと…」みたいな
話になってた。
誇りを持って作っているのはいいことだけど、戦時になって増産できる体制はあるんだろうか?
米国はそのあたりまで見て製造戦略を考えてそうだけど、日本は職人の努力で追いつくだけだから戦時の嵐のような状況ではついていけなくなる。
心配りは量産できないからな。
40 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 17:15:36.29 ID:l0o9CgLD
>>39 過去の大戦時のような長期的な消耗戦がこの現代でもあると思ってるゆとり脳ワロタw
>>34 米軍全体で100万点なら多くないよ。しかも代替が汎用部品が主でしょ
ただの自動車でさえ数万点のパーツで成り立ってるんだよ
細かく分解して見てくとさらに増えるが
イージス艦なんて説明書だけで船が沈むほどの量なんだよ
こんな記事も
ttp://security.slashdot.jp/story/12/05/29/0747228/ 中国製の半導体チップに「バックドア」が発見される
maia 曰く、
> ケンブリッジ大の研究者Sergei Skorobogatov氏が、半導体チップの挙動やその動作などを
>スキャンする手法を開発した。その手法を用いて米軍で採用されている中国製の半導体チップを
>調査したところ、製造者によってバックドアが埋め込まれていることを発見したという( Gigazineの記事)。
>このチップは軍事用で、原発、公共交通機関でも使用されているらしい。
Skorobogatov氏はMI5やNSA、IARPAなどが「半導体チップが汚染されているのではないか」と危惧して
いることから、研究の一環として調査を行ったとのこと。今回発見されたバックドアには「鍵」が用意されており、
この鍵を用いてチップを再プログラムしたり、無効にできるという。
>>14 素材に何を混ぜられるかわかったもんじゃないな
ただでさえ皮膚炎おこしたりしてんのに
陸自はもっと式典用の衣類じゃなくて現場、前線のための服用意してやれよ
ACUやマルチカム迷彩をよぉ
レールシステムそろった89式小銃もよぉダットサイトしかつけれない最低限の改造だけしかやってないのでわよぉ
>>41 だね、確かにそうだった装備そのものの報告は1800件だったわな
1800、1800
「コンピューター機器」と言う表現だったので過大に見てた、
ネジとかじゃなくてそれなら1輛1機当たりそんなに積んでないって解釈で
>>37 そういやこの前の戦争は、原油や工作機械を買っている相手先と戦争したんだったな。
>>20 昔は色も種類も少なくて、そのせいで四苦八苦しておされした感じがあった
今は種類が多いけど縫製がクソだったり、種類から自分に合うのを見つけられず要は追いついてない感を感じるね
種類は多くてもシルエットはデブ基準になってるし、流行優先でスタンダードの型を探すのも苦労する始末
西洋よりおされ!と言う人がいて、間違ってないけど、基礎が出来てないから間違ってる気がする
>>37 零戦を作っていた工作機械はアメリカ製だったわけで。
使い捨て公務員の帽子なんか、機能さえ満たしていれば大量生産でいいだろ
そんなことに無駄金使うなや
49 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 18:33:47.85 ID:dK/v641l
ああ、オヅラの・・・アレね。
帽子なんてそんなに大したもんじゃないような…。
規格とか緩くして国内でもっと安く大量生産できる所に変えろよ
51 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 19:00:13.27 ID:Vb8nOv+s
>>20の服屋の親父の発言を1行でまとめると、
「バブル時代はくだらない事に金使うバカがいっぱいいて儲かった。」
52 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 19:12:27.53 ID:oBmX+P2H
湾岸戦争の時、イラク兵の軍服がルーマニア製のひどいシロモノで
兵士の士気がすごく低下したんだよな。
> 社長の見たところでは、やたらと大きくてパンパンに張っている帽子はだいたい
> 縫製のまずいもので、陸自のように張っている部分と緩やかなカーブがあるものは
> 珍しく、他国にはなかなか真似できないのだという。
>>12 >>21 なんとなく納得した
55 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/29(火) 20:34:55.04 ID:c5fZ9ih2
軍服とか最後に着る服を手を抜かれたら、悲しく成るだろ兵隊が!
戦闘用のOD柄の帽子なら貰ったことがある
(購買部みたいなとこで売ってるそうな)
自分で師団のバッチを縫いつけるそうだ
このクオリティで民生用の帽子も作れば良いじゃんw
でも、売値どのぐらいになるんだろ?
58 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/30(水) 03:33:43.00 ID:5e76kG9w
>製造拠点を中国に移したメーカーもあれば、廃業に追い込まれた所もある。
廃業に追い込まれない所の方が少ないだろ常識的に考えてw
大企業は大企業だからリストラってことになってるだけで
あれも部門を小さな会社と思えば廃業だぞw
59 :
名刺は切らしておりまして:2012/05/30(水) 03:50:21.21 ID:6VnLtLEL
そして、民主党の蓮舫は日本の自衛隊の服から全部を中国製にしたのである
>>20 知り合いの物理学者が言ってたことなんだけど、そいつのお父さんは制服の仕立て職人でね。
「制服を着ているヤツと着ていないヤツとの間に本質的な違いは無い。オマエは人を
服装で見誤るようにはなるな」が口癖なんだってさ。
>>49 なんできちんと被らないんだろうね、あの人?
>>47 工作機械ならまだマシと思わねばならないなw