【調査】管理職は短命?…2000年ごろ境に死亡率急上昇[12/05/24]

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2やるっきゃ騎士φ ★
-続きです-
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◇リストラ現実に
死亡率に「異変」のあった95年から00年にかけて、日本の労働環境は激変した。
97年に山一証券が破綻するなど企業の倒産が相次いだ。大規模なリストラが現実のものとなり、
年功序列や終身雇用制度も崩れ、成果主義が導入された。管理職には、職場の仲間を切らねば
ならないというストレスや、次に職を失うのは己では、との不安が重くのしかかった。
自殺者数が急増し初めて3万人を突破したのは98年だ。

「そもそも中高年は『心の危機』を抱えやすい時期。組織で上の立場に行けば行くほど周囲に
相談しづらくなる。それが問題を悪化させる一因になっているのではないか」。
そう指摘するのは、「中高年自殺」などの著書がある筑波大の高橋祥友教授(精神医学)だ。

◇周囲に助けを
高橋さんによると、米国では、企業トップが専属の臨床心理士や精神科医を持つケースも多い。
「まずは言葉にして誰かに聞いてもらうこと」と助言する。

和田さんは「管理職や専門職が疲弊すれば組織は回らなくなる。健康は自分が守るとの意識を
持つことが大切」と説き、今回の調査結果を「日本人の働き方を考えるきっかけにしてほしい」
と言う。

本当に病院にも行けないほど忙しいのか。
「管理職受難」の時代を乗り切るには、意識改革が求められているのかもしれない。

-以上です-
30〜50代男性の死亡率のグラフ(10万人あたりの死亡者数)
http://mainichi.jp/graph/2012/05/24/20120524k0000e040187000c/image/001.jpg