三井住友銀行は22日、ミャンマーの民間最大手銀行カンボーザ銀行との間で、
人材育成や経営面での支援のための覚書を締結したと発表した。
ミャンマーの民主化進展以降、
邦銀が同国の民間銀行と覚書を締結するのは初めてで、
欧米各国による経済制裁の解除や経済開放をにらみ、将来の業務提携も視野に入れる。
三井住友銀は外国の取引先へのサービスや銀行経営全般に関する助言、
人材育成のための職員受け入れなどに無償で協力する。
ミャンマーではまだ金融業への外資参入は認められていないが、
「経済開放や制裁解除が実現した際に速やかに本格的な提携関係を結べるよう親密な関係を築いておく」(同銀)狙いがある。
民主化の進展に伴い、日本企業の進出や投資拡大が見込まれる中、
みずほコーポレート銀行が進出を目指す企業に現地情報を提供するため、
4月に駐在員事務所を開設するなど、他の国内大手銀行も現地での営業体制の整備を進めている。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120522/bse1205221656006-n1.htm