[20日 ロイター]
米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)が20日発表した第1・四半期決算は、
ジェットエンジンやエネルギー関連設備の販売好調や、金融部門の利益拡大が寄与し、利益がアナリスト予想を上回った。
純利益は30億3000万ドル(1株当たり0.29ドル)。
この数字にはアイルランドのモーゲージ事業撤退に絡む2億ドルの費用が含まれている。
前年同期は34億3000万ドル(同0.31ドル)だった。
一時項目を除いた1株利益は0.34ドルで、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想の平均である0.33ドルを上回った。
売上高も352億ドルと、市場予想の347億ドルを上回った。
メディア部門、NBCユニバーサルの過半数株式をケーブルテレビ大手コムキャストに売却したことやGEキャピタルの規模縮小により、
前年同期比では8.2%減少した。ただ、産業部門の売上高は14%増加した。
ハンティントン・ウェルス・アドバイザーズのシニア・バイスプレジデント、ペリー・アダムス氏は「非常に強い決算」と指摘し、
特にオーガニックベースの成長(既存事業による自力成長率)が注目に値するとの見方を示した。
GEの株価は、取引開始前の時間外取引で前日終値から1%上昇し19.36ドルとなった。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE83J00D20120420