【環境】汚染は最悪 ビジネス最適地・香港[12/04/03]
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やるっきゃ騎士φ ★:
-続きです-
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米金融機関で働く香港在住のオーストラリア人バンカー、アレックス・ターンブル氏は5月に
シンガポールに転居する計画だ。同氏は「大気汚染が引っ越しの理由だ。
資本規制が解除された場合、香港は一体どうやって競争力を維持するのだろう。長期的に見て
世界市場における重要性が低下する恐れがある」との見方を示した。
人体の健康に最も大きな被害を及ぼすのは車両や発電所から排出される浮遊微小粒子だ。
WHOの推計によると、肺がん死亡率の9%はこうした粒子状物質が原因だという。
WHOによると、香港における直径10マイクロメートル以下の粒子状物質の平均測定値は、
2009年で1平方メートル当たり50マイクログラム。これは北京の半分以下だが、
シンガポールやロンドン(ともに29マイクログラム)、東京(23マイクログラム)、
ニューヨーク(21マイクログラム)の数値を上回る。WHOのガイドラインは20マイクログラム
だ。
香港環境保護署によると沿道の二酸化窒素濃度の年平均値は07年から11年にかけて
27%上昇している。11年の濃度はWHOが設定した安全上限値の3倍を超えている。
香港天文台(気象庁に相当)によれば、雨や霧要因を除外した視界不良時間数は1999年には
750時間であったが、2011年には1399時間に上昇している。
他の大都市と異なり香港のバスは政府の監督の下に民間のフランチャイズが運営している。
バス車両の改善を義務付ければ運賃にはね返り、利用者の負担が増すことになる。
そこで政府は昨年、51億7000万香港ドルを投じ、低所得者に交通費の助成金を提供した。
-続きます-
-続きです-
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◆利害絡み規制遅れる
香港科技大学のミン・シン社会科学准教授は、鳥インフルエンザなど「ビジネスマン、行政府、
一般市民などすべての関係当事者」に影響する問題については、政府は「非常に意欲的に取り組むが、
大気汚染など利害が分かれる場合は、話が違ってくる」と指摘する。
ニューヨーク市や東京は総合的な環境改善計画を立ち上げ、一定の成果を挙げている。
一方、香港では昨年12月15日に施行されたアイドリング規制の法制化でさえ4年を要した。
しかも多数の例外が認められているため、実質的に無意味だとの声も上がっている。
予算9000万香港ドルを投じ1997年に調査を開始したERP(電子道路課金システム)も、
いまだに実施に至っていない。一足先に98年に導入したシンガポールでは、交通量が
最大25%も削減されたという。
香港はバス車両の低公害化の面でも他の大都市に後れを取っている。
昨年末の時点で市内の路線バス5798台のうち半数以上が欧州の排ガス基準「ユーロII」以下
だった。ユーロII車両が排出する粒子状物質はユーロIII基準の2倍半、ユーロVの12倍半
に達する。これに対し、ロンドンのユーロII基準バスは全8500台のうち約1000台。
シンガポールでは昨年ユーロI基準バスを撤廃し、ユーロII基準バスも4000台のうち
600台以下に削減されている。
香港大学地域医療学名誉教授、アンソニー・へドレイ氏はこうした政策の遅れが疾患や生活の質の
低下の原因と指摘、「子供たちが長期にわたり非常に有毒な大気汚染に集中的にさらされている」
と憂慮する。
WHOのドラ氏は、金融、サービス、観光といった共通の産業分野でしのぎを削る大都市では、
生活の質の向上に取り組む傾向にあると述べ、「そうでない都市は痛手を被る」と警告している。
(ブルームバーグ Natasha Khan)
-以上です-
あと500年はかかる
5 :
名刺は切らしておりまして:2012/04/03(火) 11:53:58.67 ID:NGsc3jDd
わかりやすく三行でお願いします
6 :
名刺は切らしておりまして:2012/04/03(火) 12:53:15.97 ID:bZUPKJln
台湾もかなり酷いらしいね
7 :
名刺は切らしておりまして:2012/04/03(火) 14:13:52.14 ID:S3OgwvzP
バスとトラックの排気ガスさえなんとかなれば、劇的に改善すると思う。
が、それが難しいんだろうなぁ…。
トラック・コンテナ車が大陸側で安い燃料補給してる現状、規制するのは難しいわ