【ネット】2ちゃんねる管理会社、実体なし…日本で運営か[12/03/27]

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648名刺は切らしておりまして
海の向こうの“セキュリティ”第67回:英国では合法なサイト運営の英国人、米国法で裁かれることに ほか
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/security/20120406_524195.html
英国では合法なサイト運営の英国人、米国法で裁かれることに

米国の著作権で保護されたテレビ番組を不正に流通させている動画サイトなどへのリンクサイト「TVShack.net」
を運営していた英国の23歳の学生が、米国に引き渡されることになったとの報道がありました。
最悪の場合、禁錮5年の判決を受ける可能性もあるとのことです。

この件が強烈なインパクトを与えているのは、英国では彼のした行為(違法コンテンツへのリンク)
が違法でないにもかかわらず、.net という「米国のドメイン」が使われ、米国側に直接の被害が発生しているという理由で、
英米間の犯人引き渡し条約に基づき、英国の裁判所が米国への引き渡しを認めたという点です。
しかも、彼は米国に行ったこともなければ、彼の運営していたサイトのサーバーも物理的には米国外に置かれていたにもかかわらず、です。

これはすなわち、たとえ自分の国において合法なサイトを運営していても、
.com/.net/.orgのような「米国のドメイン」を使い、米国に何らかの被害をもたらした
と判断されれば、米国の法律によって裁かれる可能性があるということです。

今回の件に限って言えば、たとえ英国内では合法でも、違法コンテンツへのリンクは「幇助」
と見なされる可能性のある行為であり、彼の行為自体は決して褒められたものではありません。
しかし、今回の件が前例となり、それが徐々に拡大解釈されていくうちに、「容疑者」の国籍や居住地によらず、
米国の法律によって裁かれるのが当たり前となるような時代が来るのではないかと、
(少々大げさかもしれませんが)不安に感じるのは私だけではないでしょう。
当然ながら英国内でも反発の声が高まっています。

なお、TVShack.netドメインは米国当局により既に差し押さえられています。