CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D.パワーアジア・パシフィック(J.D.パワー)は14日、
2012年生命保険金請求対応満足度調査の結果を発表した。
今回の調査は、直近1年以内に生命保険金・給付金の申請手続きを行った顧客を対象に、
請求プロセスにおける保険会社に対する満足度や各種活動実態を調べたもの。
調査第2回となる本年は、2011年12月にインターネット調査を実施し、7,549人から回答を得た。
生活保障金セグメントの顧客満足度ランキングでは、対象となった10社中、ソニー生命が645ポイントで第1位となった。
次いで、メットライフアリコ(631ポイント)が第2位、アフラック(618ポイント)が第3位だった。
ちなみに、ソニー生命の積立利率変動型終身保険では、35歳男性で保険金額3,000万円の場合、
保険期間20年・保険料払込期間20年で、個別扱月払保険料は非喫煙者割引では6,510円となっている。
同社では「コンサルティングに基づくオーダーメイド保険の提案」というひとつのスタイルを30年間貫いており、個々のライフスタイルに応じたプランが特徴となっている。
一方、医療給付金セグメントの顧客満足度ランキングでは、対象となった20社中、プルデンシャル生命が719ポイントで2年連続第1位となった。
次いでソニー生命(698ポイント)が第2位、富国生命(673ポイント)が第3位だった。
業界全体で見ると、保険金請求の請求書類提出から入金までの期間が「1週間以内」である割合が、
生活保障金分野で23%から29%、医療給付金分野で26%から35%と増加しており、これが今回の満足度に大きく影響したとみられている。
生命保険会社各社の保険金請求対応プロセスに対しては、品質の向上とともに一層迅速な対応が求められているようだ。
http://moneyzine.jp/article/detail/202704/