【コラム】『ラブプラス』を分析するとゲーム市場が分かる　「話しかけてくるゲーム」から読み解くゲームの未来--野安ゆきお [03/02]

ゲーム内にいる女の子が、プレイヤーに向かって、直接話しかけてくる。

そんなスタイルのゲームは、日本独自のものです。そもそも欧米では、「女の子の魅力を
前面に出したゲーム」は、ほとんど作られてきませんでした。ほぼ日本の独壇場といって
いい状態です。

これは、日本が持つ文化的・宗教的なバックボーンが大きく影響しているからでしょう。
鉄腕アトムの例を出すまでもなく、私たちは「人間ならぬモノ」が意志を持ち、その存在
と共存するという物語を、まるで違和感なく受け入れています。

これは、日本には、あらゆるものに命が宿るという文化があるからかもしれません。
自然物のみならず、道具などにも命が宿ってしまう九十九神（付喪神とも）といった
民間伝承もあります。私たちは、「愛情を注いだモノ」には命があるように感じる、
という感覚を持っているのですね。

欧米では、そのような感覚は希薄です。ハリウッド映画を見ればわかるように、
「コンピューターが人格を持つ」「ロボットが人格を持つ」ことは、ある種の邪悪なこと
として描かれることも多いのです。命あるものを作れるのは「神様だけ」であり、人ならぬ
ものに命を吹き込むのはタブーである、という宗教観があるからかもしれません。

ゆえに、欧米では、ゲームの中のキャラクターが意志を持ち、プレイヤーに話しかけて
くるようなゲームは、さほど多くないのですね。一方、日本では「あたかも命があるように
ふるまうキャラクター」を登場させることにパワーを使ったゲームが、出てきやすい環境に
あるのでしょう。

■それは20年前から始まった

では、どのタイミングから、そのようなゲームが日本で作られるようになったのでしょう？

諸説ありますが、「キャラクターの魅力を前面に出したゲーム」の歴史が本格的にスタート
したのは、いまから20年ほど前と考えてください。1989年に「PCエンジン　CD-ROM2
（シーディー・ロムロム）」というゲーム機が登場。それまでのファミコンソフトのカート
リッジとは違い、ソフト媒体としてCD-ROMが採用され、多くの画像や映像が使用できる
ようになりました。声優たちによるセリフも再生可能になりました。

これを機に、「女の子のグラフィックやセリフ」に力を入れたソフトが増えていきました。
そして1994年に、このジャンル初のビッグヒット！　といっていい記念碑的ソフト「とき
めきメモリアル」（KONAMI／PCエンジン用ソフト）が登場するのです。

これは、ゲームの中に様々なタイプの女の子がいて、プレイヤーの行動によって、それらの
女の子と仲良くなっていく、というゲーム。スポーツに精を出すとスポーツ好きの女の子と
仲良くなれるし、勉強に精を出すと秀才タイプの女の子と仲良くなれる――といった内容です。
これは、以降の恋愛シミュレーションゲームの原型となりました。

しかし、それ以上に大きかったのは、これらの「キャラクターの魅力を前面に出したゲーム」
が多く登場するようになったあたりから、ゲームの表現技法に変化が生まれたことです。(※続く)

●「ゲームの中から、プレイヤーの姿を認識してコミュニケ―ションをとってくる」のは、
　ここ数年の大衆向けゲームに共通する要因のひとつ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20120227/229127/ph06.jpg

◎http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20120227/229127/?top_updt

>>1の続き


ひとことでいうと、ゲーム内のキャラクターたちが、まっすぐ「画面のこっち側」を見つめる
ようになったのですね。プレイヤーのことを認識しているかのようにほほ笑み、話しかけてくる。
そんな対話式のスタイルで物語が進むゲームが増えて、市民権を得るようになったのです。

こうして、あたかも「意志を持つキャラクター」がいて、プレイヤーに話しかけている
――というスタイルのゲームは増えていきました。

しかも、映画や小説のように「作者が用意した一本道のストーリー」が展開するのではなく、
プレイヤーの行動によってストーリーが変わり、カノジョたちが話してくる内容は変わっていく。
そんなゲームが、少しずつ浸透していくことになりました。


■「話しかけてくるキャラクター」は世界を牽引した

こうして20年ほど前に、ゲームの中に「プレイヤーに話しかけてくるゲーム」の萌芽が誕生。
日本のゲーム産業の中で、脈々と育てられ、進化していきました。

これは「女の子の魅力を前面に出したゲーム」に限った話ではなく、どんどん大衆的なゲーム
にも波及していきました。例えば「たまごっち」（1996年）や、「どこでもいっしょ」
（1999年）など、初心者でも楽しめるゲームも、キャラクターがプレイヤーに話しかけてくる
ゲームと考えていいですね。

ここ数年では、そういったゲームが、世界中のゲームビジネス全体の起爆剤にもなりました。
ニンテンドーDSやWiiが、世界的なヒット商品になり、ゲームファンのみならず、ごくふつう
の人たちに親しまれるゲームが数多く登場しましたが、それらのゲームにも、「プレイヤ―に
語りかけてくるキャラクター」が、当たり前のように用意されるようになっています。

　「脳トレ」の川島教授。
　「Nintendogs」の子犬たち。
　「Wii Fit」のウィーボくん（やインストラクター）

どうですか？　世界的ヒット作の中には、どれも「あたかも意志を持つかのようにふるまい、
プレイヤーに語りかけてくるキャラクター」がいることが、おわかりになるでしょう。プレイ
ヤーの状況を把握し、ときに励まし、ときに叱咤してくれる。そんなキャラクターがいること
により、世界中で、初心者たちが、不安なくゲームを楽しめるようになっているのです。 (※続く)

>>2の続き

■「Newラブプラス」から未来のゲームが見える

「話しかけてくるゲーム」が話題になってから、そろそろ20年。

いま、ゲーム画面の中から、プレイヤーに語りかけてくるキャラクターがゲームに登場する
ことは、全世界的に当たり前になりつつあります。

といっても、それらは限定的なキャラクターです。川島教授はトレーニングの結果についてのみ
対応しますし、Wii Fitのインストラクターも同様です。自分の専門分野においてのみ、プレイ
ヤーとコミュニケーションをとることしかできません。それだけのデータしか持っていないと
いうことですね。

そんな中、「Newラブプラス」は、このタイプのゲームの原点に戻るかのように、ゲームの中に
「本物の女の子のようなキャラクター」を登場させてきました。そして「高校生がカップルが
直面する状況でなら、あらゆることに対応して、きちんと反応してしまう女の子を用意して
しまえ！」という、信じられないほどの力業でゲームを作りました。どれだけ膨大なデータが
用意されているのか、見当もつきません。

だから、女の子とデートするゲーム？　何それ？　そんなことに力入れてどうするの？　日本で
しかヒットしないオタク向けゲームでしょ？　などとは思わないでください。

これまでの歴史が示しているように、「Newラブプラス」で培われたノウハウも、10年〜20年後に、
必ず他ジャンルのゲームに波及していき、いずれ世界に浸透していくからです。むしろゲームの
未来の流行を知るために、このゲーム、ぜひチェックしておくべき一本だ！　と考えるべきなのですね。

◎執筆者/野安 ゆきお (ゲームライター　http://twitter.com/#!/noyasuyukio)
1968年生まれ。ファミコンの時代から、テレビゲームの関連記事・単行本の執筆に専念。
製作に参加したゲーム攻略本・ゲーム関連書籍は100冊を超え、プレイしたゲームは1000本を超える。

寧々さんみたいな人妻くさい女子高生なんて本当にいるのか？

＞どれだけ膨大なデータが用意されているのか、見当もつきません。

オンラインチャットやれるようにしとけば、そんなデータ用意するまでも無かったがな。
ぐるぐる温泉楽しかったのになぁ・・・。

突っ込みどころ満載の論評だなｗ

アバターやNPCは欧米発祥だろ。

＞ゲーム画面の中から、プレイヤーに語りかけてくるキャラクターがゲームに登場する
＞ことは、全世界的に当たり前になりつつあります。

Wiiのどうぶつの森で、フレンド登録の村に行ったら、小学生同士？で世間話してた。
盗み聞きしてるようですごい申し訳ない気分だった（ｗ

編集にラブプラス題材にひとつ、おじさん向けにビジネスの話題も絡めた
コラム書いて下さいって頼まれて書いたんだろ
ライターの苦労も察してやれよ

>>4
そうそう居ないからこそ需要があるのでは？

「ナイト2000てすごいなー、さすがアメリカ」と子供の頃思ってたなぁ

スターウォーズのC3POとかR2D2とかどう説明すんだ

とりあえずこいつが洋ゲーを全くやっていないことが
本当によく分かる記事だったｗ

プリンセスメーカーが最初じゃないか？

>>14
プリメは育成ゲームの枠を出てないと思う

>欧米では、そのような感覚は希薄です。ハリウッド映画を見ればわかるように、
>「コンピューターが人格を持つ」「ロボットが人格を持つ」ことは、ある種の邪悪なこと
>として描かれることも多いのです。命あるものを作れるのは「神様だけ」であり、人ならぬ
>ものに命を吹き込むのはタブーである、という宗教観があるからかもしれません。

この内容は10年前にバカが書いた記事そのままですよ 。
60年前から歌って踊るネズミに国民全員で大喜びしてる国も知らないのですかね。

この手の物でPCEが出てくるのは珍しいな
ファミ痛なんてときメモはPSが初出ってことになってるのに

NORIKO、可愛いよNORIKO…

これとかアイマスとかもそうだけど、一部のヲタが騒いでるだけで実はそんなに売れてないだろ。

そろそろ新キャラ出せ・・といいたいとこだが
キャラが増えたらたいてい終わるのよな

>>20
下手に増やさん方がいいね
シリーズ化するならときメモGSのように客層を完全に入れ替えた方が
本編に影響を与えずに済む

>>20
ラブプラス：大学編
ラブプラス：社会人編
ラブプラス：結婚編
ラブプラス：出産編
ラブプラス：子育て編

とか出していけば、一生安泰

システムは好きなんだが、カノジョなのだからキャラデザは色んな好みに合わせたものが揃っていた方が
ツボなカノジョを見つけることのできるやつが増えるとは思うんだよな

つー訳でシステム今のままで今度はもう少し2次元ぽいデザを外部委託して別の名前で出せばいい
PSP版　□○▽　×　（ラブマルティプライズ）　キャラデザは緑茶・ぱれっと・佐賀に委託

＞□○▽　×
なんか「バツ１」に見えるんだが…

まとめると彼女のサーフェイス変更可能なモジュールをガチャ販売するソーシャル（）ウェブカノジョでお前ら搾取体制完成ですね\▽\

そういうのはもう売れねーよ
３Dの細かい動きをオンラインで制御するとコストがかさむ上に、その重いシステムにも耐える僅かな客から超搾取に走った挙句
ドワンゴと曲芸がそのサービスをあえなく打ち切っちまったからな、カノジョもろとも
DLCにお布施ははまあいいとして、オンライン終了しても最低限オフラインでも駆動し続けるようでなきゃ誰も付いて行くまいよ

こんな所に伺スレが

最新のエロゲはどうなってるの？
3D乳揺れとかあるの？

>>28
ちんぽ型の圧力センサーで、実際の女性からモーションキャプチャしたUSBオナホで
擬似膣ピストンとか擬似口ピストンとか味わえるよ

映像の中でチンポセンサーに行われてることが
実際にUSBオナホ通じて自分のチンポに行われるということね