2月28日(ブルームバーグ):世界の大豆在庫が過去16年で最も減少すると
予想されている。
食料や飼料、燃料の需要が拡大し米国の農産物輸出は過去最高水準に達する
とみられている。
商品取引会社ジェフリーズ・ベーチェ(ニューヨーク)は、
来シーズンが始まる10月1日時点の在庫が前年比で20%減少すると予想。
大豆相場は昨年12月30日以降7.8%上昇しているが、今年6月までにさらに
7.5%上げ1ブッシェル当たり14ドルになるとみている。
中国は2月17日終了週に、米国産大豆1340万トンを買い入れる契約を
締結した。これは中国の年間の生産量にほぼ相当する。
米農務省は今年の世界の大豆輸出が過去最高水準に達すると予想している。
大豆相場の見通しは小麦やトウモロコシ相場とは対照的だ。
国連は穀物供給について、価格が2005年以降2倍以上に高騰した影響で、
今年は過去最高水準に達すると予想している。
シカゴ商品取引所(CBOT)で最大のブローカー、ニューエッジUSA
(シカゴ)の穀物調査担当ディレクター、ダン・セカンダー氏は「
供給逼迫(ひっぱく)は来年末まで続くだろう」と指摘。
「南米産が減少するということは、中国による米国産の輸入が過去最高水準に
達すると予想されることを意味する」と述べた。
ソースは
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M02YV86K50XT01.html