【EC/IT】「Miki（三木谷氏）に会って、10年後の未来が描けた」--仏EC大手、プライスミニスターのCEOが語る [02/27]

昨年、流通総額1兆円を突破し、大手流通業に比肩する規模になった楽天。円高を背景に
次々と海外拠点を作り、その数は今や10の国・地域に及ぶ。危機に直面しても変われない
日本の産業界を断ち切って世界企業を目指す楽天に今、何が起きているのか。三木谷浩史
会長兼社長をはじめ、楽天の各国の経営を担う幹部たちに語ってもらった。

今回は、楽天が2010年7月に買収したプライスミニスター（フランス・パリ）のピエール
・ コシュースコ・モリゼ会長兼CEO（最高経営責任者）が登場。楽天傘下入りした後、
特に業績を伸ばした企業だ。どのようにシナジー効果を高めていったのか。

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2010年に楽天グループに入ってから、我々プライスミニスターは、非常に多くのことを
学びました。

2000年の設立以来、プライスミニスターは、CtoCのビジネスモデルが核でした。つまり、
一般消費者が商品の売買を自由にできる場を提供していたのです。今ではCtoCモデルの
EC（電子商取引）サイトでフランストップクラスだし、フランス国内のEC市場を見ても、
アマゾン、イーベイと肩を並べて、トップ3に入ります。

CtoCで成功したあと、我々は次の成長に向けて、マーケットプレイスモデルのビジネスを
始めました。さまざまな小売業が、個人出品者と同じように商品を販売できるモデルです。

商品の大半は本やCD、DVDやテレビゲームなどのエンターテインメント関連。当初は
好調に売り上げを伸ばしていたのですが、落とし穴がありました。

これらのメディア産業は今、大きな過渡期を迎えています。物理的なモノを買う時代から、
コンテンツをダウンロードして課金する時代へと変わりつつあります。例えば楽天グループ
だと、電子書籍を手がけるカナダのコボです。

エンターテインメント関係の商品だけを扱っていれば、間違いなくプライスミニスターの
成長は止まってしまう。ファッションやスポーツ用品、玩具など、扱う商品の幅を広げる
必要があったのです。成長を続けるにはマーケットプレイスを拡充させなければならない。
危機感を持ち始めていた矢先に、楽天側から買収のオファーを受けました。

■「楽天なんて、全然知らなかった」

話をもらった当初は、楽天の存在すら知りませんでした。けれど話を聞くと、日本で最も
成功しているEC企業だという。それも日本ではアマゾンにも勝っているらしい。私が強化
したいと思っていたマーケットプレイスモデルで成功していて、食品やファッション、
玩具、家具など幅広い商品を扱っている。

これはいい、一緒にやっていこうとすぐに思いました。

楽天グループになってから、プライスミニスターは劇的に変わりました。

エンジニアや開発担当者が2倍になったし、マーケティングの予算も2倍。1万人規模の
社員を抱える楽天は、アクティブでダイナミックな社風です。それを我々は積極的に
吸収していきました。 (※続く)

●プライスミニスターのサイト
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120223/228793/ph01.jpg

◎http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120223/228793/?top_updt

>>1の続き

楽天で成功したプロモーション手法は順次取り入れ、楽天の特徴でもある、出店企業を
支援するECコンサルタントも約20人配置した。すると、面白いように売上高は伸びて
いきました。

フランスでは毎年、EC市場が15％ずつ成長していますが、プライスミニスターの
成長率は毎年25％。2011年は、前年比37％の売り上げ増です。

けれど、これでもまだまだ遅い。日本の楽天では今、約3万から4万の店舗が楽天市場に
出ているのに対して、プライスミニスターはまだ約2万店。それも小さな店が多い。

だから今年は、2万店のうち、比較的規模の大きな約2000店を取り上げて、集中的に
売上高を伸ばす計画です。そして毎年50％ずつ成長して、フランス国内で日本の楽天の
ような地位を築きたいですね。

■「次は楽天カードを始めたい」

私にとって、三木谷さんとの出会いは、単にプライスミニスターをEC企業として成長
させるだけではなかった。

楽天グループは、EC事業を核にして、それ以外のビジネスも成功させている。日本では
クレジットカードや電子マネー、旅行事業、金融業、あとプロ野球など、いろんなビジ
ネスを展開している。

三木谷さんは、数カ月単位ではなく、5年後、10年後の事業計画を描いている。私も
三木谷さんの話を聞いて、プライスミニスターがどうすれば今後、成長を続けられるのか、
10年後の将来が描けるようになりました。

ちょうど2012年2月からは、ポイントプログラム「スーパーポイント」を本格的に始めた
ところです。今後のことは三木谷さんと相談する必要があるけれど、私は次に楽天カード
を始めたい。楽天トラベルや（電子マネーの）「Edy」も面白いし、やってみたいですね。

プライスミニスターではグループ子会社に旅行比較サイトを持っている。これを活用すれば
旅行事業もうまく根付くんじゃないかな。

楽天本体に加えて、さまざまな国の楽天グループと情報共有できるようになったのも、
大きなメリットです。

我々が楽天傘下入りした後、翌年の2011年には、ドイツの「トラドリア（現楽天ドイツ）」
と英国の「プレイドットコム」が楽天ファミリーになった。

トラドリアは、楽天と同じマーケットプレイス型のビジネスモデルで、プレイドットコムは
アマゾンと同様の直販型モデル。我々は元々がCtoCモデルで、それぞれ培ってきた技術や
ノウハウが全く違う。

今までは国も違うし、全く交流はなかったのだけれど、同じグループになることで、
お互いのノウハウやケーススタディを共有できるようになった。

「君のところの、この技術について教えてくれるかな」とか、気軽に質問できる環境が
整っている。欧州では我々が最初に楽天グループ入りしたから、ドイツや英国から
問い合わせを受けることも多いですね。

■「偽造品検知技術を世界に広げたい」

我々プライスミニスター側から世界の楽天グループに広げていこうと思っているのが、
偽造品検品技術です。

>>2の続き

フランスは高級ブランドのお膝元。ブランド側の偽造品排除に対する意識が高く、
我々もその存在は絶対に許せません。

ですが、CtoCビジネスを展開していた当時から、会員同士の売買の中に偽造品が
紛れ込んでいました。そこで独自に偽造品の検品技術を培ってきたのです。

今ではシャネルやエルメス、ルイ・ヴィトン、ディオールといった名だたる高級
ブランドが、我々に偽造品検品のノウハウを教えてくれます。フランス国内でも、
偽造品を見分けるノウハウのレクチャーを受けているEC企業は、我々だけでしょう。

この情報を元に、商品情報や画像から怪しい出品者（個人、業者とも）をピックアップ
していきます。怪しいと判断された段階で、出品者のアカウントは止められ、商取引は
できなくなります。

1日におよそ20件から30件、2005年以降でも1万件程度のアカウントを止め、偽造品が
売買されるのを防いできました。

これを今後は世界各国に広げていくのです。三木谷さんも言っていますが、特に偽造品
の多い中国は、いち早く偽造品対策を行う必要があるでしょう。

我々の培った技術が、世界各国に浸透していく――。楽天グループに入るまでは考え
られなかったような展開が、今始まりつつあります。楽しみですね。

◎関連スレ＆関連過去スレ
【経営】「英語化が成功したら日本に対する最大の貢献だと思う」--楽天・三木谷社長 [02/22]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1329868310/

【労働環境】三木谷社長はミック？--楽天、社員に英語ニックネームを促す [11/04/03]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1301805883/

家賃とマージン撥ねる商売だろ？

お客は消費者ではなく店舗

ワタミのMikiにも会うべし

「ミッキー」（Mickey）じゃないのか・・・・・

酢かとロ男優に有って目覚めちゃったんか？

尼に勝ってる？？？

>>9
amazonはネット証券会社やってないだろ

>プライスミニスター
円高なんでここ見たけど日本には発送してくれないんだよな

>そこで独自に偽造品の検品技術を培ってきたのです。
これさっさと日本の楽天にも導入しろ
平気に出品してる業者がいる

>>4
小売業否定ですか？

首相なのかCEOなのかはっきりしろ！

日本で唯一、世界市場で通用してるIT企業じゃない？

他に可能性があるのって、DeNAとグリーの携帯ゲームくらいか？

mixi(三木谷)に会ってにみえた

>>13
てか、世界で通用してるのってトヨタぐらいしかないだろう。
日本企業の世界で勝てない負け組は自分たちの論理を押し付けて商売しているからだと見えてるけど、
顧客の気持ちが見えないから迷うんだよな

楽天のごちゃごちゃした感じは海外で受けないと思ってる
デザインもそうだけどエントリーだとかくだらない制度で混乱させてるよ

そうかそうか

日本のベンチャーが洗練されてなくて下衆に見えるのはなぜか

まともなやつはベンチャーは危険過ぎてできないから
結局成金下衆野郎ばかりになってしまう

アマゾンに勝っているｗ

池田大作が世界のセレブに会うみたいなノリに見えてしょうがない

>>4
零細業者のネットショッピング初心者騙してメールアドレスと広告枠売るB2Bビジネスだよ
自社サイトで販売してグーグルにリスティング広告した方がはるかに利益出る
コンサルタントってのは広告の営業マンのことさ

>>15
任天堂があるだろ。いや、あった。
他には、今は苦戦してるけど、ソニーのブランドだってまだまだ馬鹿に出来ない。
エレキは駄目だが、映画音楽は儲けてる。

あとは、コマツも。

>>16
ＤＱＮは世界共通かもしれんぞ。
あのドンキっぽさが逆に受ける可能性もある・・・

Miki… やっぱメガネのMikiの影響なのかｗ

>>26
まさかのしゅごキャラ！とか…