【販促】もっとも信頼が高いクチコミは「実体験」 話題のステマ、消費者は簡単に踊らない [02/12]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ライトスタッフ◎φ ★
飲食店の人気ランキングサイト「食べログ」で、やらせ投稿が発覚し大きな問題になった。
問題となっているのは、店の評判を上げるために毎月5件ずつの高評価をつけ、運営者に
分からないよう、店舗を人気店であるかのように見せるという行為で、ステルスマーケ
ティングともいわれる。やらせ投稿を行なっていた業者は、見返りとして月額10万円を
店舗から受け取っていた。こうした業者は複数確認されており、「食べログ」を運営する
カカクコムは、法的措置を取ることを検討しているという。

この問題がこれほどクローズアップされているのは、ユーザーの書き込みやクチコミが、
消費行動に影響を及ぼすとみられているためだ。

それを裏付ける調査結果がある。旅行予約サイト エクスペディア ジャパンが、2011年
12月、20〜50歳の男女400名を対象に実施した調査によると、「クチコミをよく見る
・たまに見る」人のうち、クチコミをきっかけに何かを決断したことがあると回答したのは、
女性で93%、男性で77%と高い結果が出た。

ただし、クチコミを信用すると答えた人に対し、どんなクチコミを信用するのか複数回答で
尋ねたところ、「実体験の書き込みが多い(67%)」「利用者が多い(65%)」「書き込み
数が多い(58%)」といった回答をしており、ユーザーは情報の信憑性を含めて、判断材料
にしようとしている様子がうかがえる。

ネット上には多くの情報が氾濫している。ユーザー側も店側もこうした背景を十分認識した
上で利用するのがよさそうだ。

http://moneyzine.jp/article/detail/202136