【決算】三菱UFJ、唯一増益を確保 大手銀行5グループ2011年4-12月期実質業務純益[12/02/02]

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1やるっきゃ騎士φ ★
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)など大手銀行5グループの2011年4〜12月期
連結決算が1日、出そろった。
3メガバンクのうち、国内資金需要の低下、法人課税の実効税率引き下げに伴う会計処理などの影響で、
三井住友FG、みずほFGの2社が最終減益となった。

三菱UFJFGは、米金融大手モルガン・スタンレーを持分法適用会社化したことに伴う
「負ののれん代」が2906億円発生したことなどから、大幅増益を達成。
全体を牽引(けんいん)し、5グループ合計の最終利益は、前年同期比2.7%増の1兆8040億円
となった。

りそなホールディングス(HD)は、取引企業の経営改善により貸し倒れ引当金の一部が
戻り益となったことなどから最終増益を確保。

三井住友トラスト・ホールディングスは、昨春の住友信託銀行と中央三井トラスト・ホールディングスの
経営統合に伴う「負ののれん代」が底上げ要因となり最終増益だったが、特殊要因を除けば実質的には
17%の最終減益に転じる。

本業のもうけを示す実質業務純益では、株式市況の低迷や貸し出し金利の低下などで4行が
減益を余儀なくされ、5グループ合計では0.4%減の2兆4566億円となった。

三菱UFJは、国債など債券の運用が好調だったこと、アジアなど海外事業が収益を下支えしたこと
などで、唯一増益を確保した。
三井住友FGは、アジアで支店を相次いで開設するなど、国際展開のための経費増が重荷になった。
みずほは市場部門の低迷と経費増が響いた。
各行とも、通期の業績予想は据え置いている。

                   ◇

  ■大手銀行5グループの2011年4〜12月期連結決算
           実質業務純益        最終利益
 三菱UFJ    9279(  6.0) 8158( 47.8)
 三井住友     6318( ▲0.3) 4110(▲20.2)
 みずほ      5293(▲10.0) 2709(▲35.8)
 りそな      1943( ▲0.5) 1576( 11.6)
 三井住友トラスト 1733( ▲0.7) 1487( 17.0)
 ※単位・億円。カッコ内は前年同期比増減率(%)。▲はマイナス。実質業務純益は傘下銀行の単体あるいは単体合算ベース、三井住友トラストは、旧中央三井トラストと住友信託の合算

ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120202/bse1202020504000-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120202/bse1202020504000-n2.htm