米Amazon傘下のネット通販会社Zappos.comは、社内ネットワークがサイバー攻撃を受けて
不正アクセスされ、顧客の個人情報が流出したことを明らかにした。
影響を受けた顧客は約2400万人と伝えられている。
同社が1月15日付でWebサイトに掲載した情報によると、流出したのは顧客の氏名、
電子メールアドレス、住所、電話番号、クレジットカード番号の下4けた、
暗号化されたパスワードの各情報。
一方、クレジットカード番号などの決済情報を記録したデータベースは不正アクセスの影響を
受けなかったとしている。
同社は問題の発覚を受けて全アカウントのパスワードをリセットし、
ユーザーに新しいパスワードを作成するよう促している。
また、同じパスワードや似たようなパスワードを別のWebサイトでも使っている場合は、
そちらも変更することが望ましいとした。
盗まれた情報を使ってユーザーをだまそうとする電子メールや電話があるかもしれないとして
注意を呼び掛けている。
米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerによれば、
Zapposには問い合わせの電話が殺到したため、現在電話での問い合わせには応じていない
という。
また、この問題に関する同社最高経営責任者(CEO)の社内向け説明メールを掲載したページは、
米国外からのアクセスがブロックされている。
(編注:2012年1月17日午前7時現在、Zappos.comサイトは国外からのアクセスを遮断している。)
ソースは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1201/17/news016.html