金融大手HSBCが23日発表した11月の中国の
製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48と、前月の51から低下し、
2009年3月以来、2年8か月ぶりの低水準に落ち込んだ。
世界経済が苦境にある中で、中国経済失速への懸念が再燃した。
PMIは50を超えると景気拡大を、下回ると景気後退を示す。
確定値は12月1日に発表される。
中国の王岐山(Wang Qishan)副首相は最近、世界的な景気後退の波が
中国にも及び、外需縮小が響いて輸出依存型の同国経済に悪影響を与える
との厳しい見方を示した。
野村証券(Nomura Securities)の中国担当チーフ・エコノミスト、
張智威(Zhang Zhiwei)氏は、PMIの悪化により、2012年第1四半期の
中国の経済成長率が8.0%を割り込む可能性が強まったと指摘した。
ソースは
http://www.afpbb.com/article/economy/2842294/8124864