【電力】中部電、碧南火力２機のタービン刷新　発電効率を向上 [11/11/19]

　中部電力は中核電源である碧南火力発電所（愛知県碧南市）で、
2012年前半に２機の蒸気タービン設備を刷新する。発電効率を高める狙いがあり、
運転開始後10〜20年で初の試み。
浜岡原子力発電所（静岡県御前崎市）の停止で電力需給が不安定になるなか、
約５カ月の工事期間中は碧南火力の供給力が落ちるが、
資源価格の上昇が続く局面では燃料費を抑制するためにも工事が不可欠だと判断した。

　碧南火力（１〜５号機）の１号機と４号機について、蒸気タービン設備の心臓部である羽根やシャフトを交換する。
１号機は３〜７月、４号機は１〜６月、法定の定期点検にあわせて工事する。

　碧南火力では微粉化した石炭をボイラーで燃焼して超高圧・高温の蒸気を起こし、
タービンを高速回転させて発電している。
蒸気を受け止め、回転力を発電機に伝える羽根とシャフトの性能で発電効率が左右される。

　１号機は1991年、４号機は2001年に運転を始めたが、羽根やシャフトの刷新はともに初めて。
中部電は発電効率が数ポイント改善し、同量の石炭で電力供給量を上積みできると試算している。
投資額はそれぞれ数十億円規模とみられるが、燃料費の抑制効果がこれを上回ると判断した。

　碧南火力は総出力が410万キロワット。
中部電の総発電能力（約3283万キロワット）の12％を占めている。
浜岡原発（約362万キロワット）を全面停止したことで、現在は14％と依存度が高まっている。
碧南火力と浜岡原発は中部電の「ベース電源」と位置付けられている。

　中部電の火力発電では２番目の規模。ただ燃料に石炭を使う唯一の拠点で、
燃料に石油や液化天然ガス（ＬＮＧ）を使う他の拠点より発電コストが低いため、24時間ほぼフル稼働させている。
一方、他の火力発電は電力需要が大きな昼間を中心に運転している。

　中部電では、発電効率の改善による燃料費の抑制が課題となっている。
燃料調達の指標となる原油ＣＩＦ（運賃・保険料込み）価格は11年４〜９月期に１バレル＝113.9ドルと、
前年同期比45％上昇した。原油価格が１ドル上昇すると、計算上は燃料費が年78億円増える。

　浜岡原発停止の影響もあり、４〜９月期は燃料費が40％増の4476億円に膨らみ、
大幅な営業減益の要因となった。
火力発電所の定期点検時期の変更・延長を強いられている(碧南火力発電所)
http://www.nikkei.com/content/pic/20111119/96958A9C93819496E3EAE2E2858DE3EAE3E3E0E2E3E39EEBE3E2E2E2-DSXBZO3661445019112011000001-PB1-3.jpg

続きます>>2-5

http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819496E3EAE2E2858DE3EAE3E3E0E2E3E39EEBE3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E4

>>1より

10火力、定期点検やりくり　夏・冬、綱渡りの安定供給

　浜岡原発が早くとも12年末まで停止する情勢下で、
電力の安定供給は営業運転している10カ所の火力発電所の運用がカギを握る。
火力発電は原則２〜４年ごとに定期点検で休止しなければならず、
碧南火力で実施するような効率化工事も必要となる。来年夏と冬の需要期まで見越した綱渡りのやり繰りが続く。

　10カ所の拠点には約50の発電ユニットがあり、中部電は定期点検による設備の休止時期が偏らないよう、
電力需要が比較的小さい春と秋に約10ユニットずつ、需要期の夏場と冬場には１〜３ユニットずつ順繰りに点検するのが基本だった。

　ところが浜岡原発の停止で電力需給が厳しくなり、
点検時期の変更や短縮で夏季や冬季の設備休止を極力少なくすることを強いられている。

　例えば碧南火力では現在、２号機が12月末までの予定で点検中だ。
当初は４号機が12月中旬、１号機が12年２月から点検に入る予定だった。
だが今冬の供給力を確保するため時期をそれぞれ約１カ月後ろにずらし、期間も約10日短縮した。

　１、４号機ではタービン刷新工事を自主的に実施するため、
法定点検だけならば２カ月強で済むところを約５カ月間にわたり休止する。
供給面では痛手だが、中長期で燃料費抑制につながるため、工事の先送りは得策ではないと判断した。

　点検時期のやりくりには制約が多い。点検には１千人以上の作業員が必要だが、
全国的な原発停止で他の電力会社でも春と秋に火力発電の点検が集中している。
「作業員の奪い合いで自社の都合だけで計画を立てられない」（中部電）のが実情。
国が特例で定期点検の先送りを認める例もあるとはいえ、故障リスクが高まる懸念もある。

以上です

まあ、火力なんて事故ったところで県単位で立入り禁止ゾーン、なんてならんからね。

やっぱ原発代替は太陽光より火力だよな
実績も十分だし

すべて温暖化詐欺が悪い

人生2回目の２ゲット

碧南のタービンてどこの？
車室そのままでローターだけ入れ換えるのか

石炭はダブつき気味だし
石炭を高効率で発電に使う技術は日本が世界一
シェールガス輸入を見込んだガスコンバインドもいいが安い石炭も使え

>>1
こういう内容の工事って定検のたびにやってるわけでぜんぜん珍しくない
マスゴミ的には珍しいのだろうが

>>6 Tじゃないのは間違いない。
だからHじゃないか

>>7
殆どの石炭火力は旧来の微粉炭燃焼なんだけどね
100万キロワットのIGCCとかないだろ

それに石炭火力は石炭だけで点火・起動は出来ないから

>>9
Hということは浜岡と同じく欠陥抱えてたりしてｗ

となりの工場で勤務してるわ

道路挟んで向かいだけど
ほとんど車の通りとかないよ

いつの間にそんな工事したんだｗ

碧南市、がっぽがっぽじゃねーか

>>12　を見てください。

>>1の文章が読めない文盲２ちゃんねらーです。

こういう人がどんどん増えております

日本はもう駄目なのです

東電も横須賀火力
全部コンバインド発電に更新すればいいのに

>>14
期間工に過剰な期待すんなよ…

ハイブリッドに出来ないの？
火力で蒸気の回転発電に、電気モーターでのプラストルク、回転で発電効率が上がるだろ

>>15
東電が千葉から鹿島火力までパイプライン引くくらいだから横須賀なんてすぐですよね
やっぱ米軍基地があるから大容量のパイプラインやガス貯蔵基地置きたくないのかな

それを言い出したら東海第二原発の原子炉建て屋から二キロ先にLNG貯蔵施設作ろうと
している東京ガスなんて・・・・

で、CO2をばら撒いて毎年何100万人も子供を殺すんでしょ？

反原発君　人殺しは楽しい？

CO2っていつから猛毒の物質になったんだ

>>20
いや、人体としては有害だろうｗ　空気中に十分に酸素あっても二酸化炭素が
一定量以上あると呼吸してもダメらしいし

これ、重工？

たんトピア

>>10
ＬＮＧ火力の問題
１）人造石油や窒素肥料に回すべき貴重な化石燃料を発電なんぞに無駄使い。価格高騰
２）あんまり国内雇用が発生しない、輸入品、
３）燃料が高いために熱効率が高くても結局石炭火力よりコストが高い
４）戦時中やインフレ円安時に国内炭で回すことができない
５）供給国が石炭より限られる上、ブルネイ吸血無税国家とかプーチンとか
　　アフマデイネジャドとか、渡した金をよからぬ事に使いそうな連中

ＬＮＧガスタービンのメリット
●　出力調整が容易

石炭火力の欠点
１）出力調整レスポンスが原発に準じて悪いＩＧＣＣしても多分変わらない
２）人造石油や窒素肥料に（ｒｙ　価格高騰
３）海外炭を使う場合は、あんまり国内雇用が発生しない
４）ＩＧＣＣじゃない場合は熱効率が１０％前後落ちる

石炭火力のメリット
●戦時やインフレ円安やエネルギー危機のときに国内炭だろうがＬＮＧだろうが
　木質燃料だろうがバーナーとミルの改修で炊ける
●ＬＮＧよりコストが安い

結局、組み合わせて使うもので、ＬＮＧがいいとか、石炭がいいとか
ひとつのエネルギーで塗りつぶそうとするのは「戦車だけの軍隊」「桂馬だけの将棋」
みたいな「厨」
　　

>>19
・原発も第四世代はガスタービンだし、
・どうせ山積みの使用済み燃料に含まれる
　半減期数万年のゴミを燃やして半減期短縮しなくちゃならん
・世界90億人がクルマとクーラー使うなら、火力発電は徐々に禁止して
　化石燃料は人造石油合成と窒素肥料合成に温存しなくちゃならんが
　メガソーラーが安くなるのは2030年、核融合実証炉は2038年でまだ時間がかかる
・原子力はなんだかんだいって国産エネルギーで国内で雇用発生する
・北海道・東北の地熱・風力開発のために国土縦貫100万Ｖ送電幹線が必要だけど
　北海道に原発があると送電会社の経営が安定する

だから

北海道沖の海中で新世代炉をやって、浜岡とか若狭湾を閉じるのは賛成だが

ＣＯ２が猛毒はちょっとムリ筋だろう（ｗ

>>24
石炭の場合、フライアッシュ(灰)が発生
セメント原料にはなるが、実際は産廃
一歩前の厄介者

給湯だけでも補助金出して太陽熱温水器でやってほしい

上越火力のニュース映像です。
http://www.nbs-tv.co.jp/news/2011/10/08/7.php

電力も動くかどうかわからない原子力に頼っちゃいられないから、
やることはやってるな。

>>26
そういう要素を含めて、組み合わせが重要なんだろ。結局は。

中電管内の民度が高かったと言えなくもない。
浜岡以外、原発が無かったと言う事は、浜岡以外に建てられなかったということ。
それが功を奏している格好だな。

今や中電管内は原発依存度0%
水力が豊富な事もある。古い火力を新しい効率的な火力に積極的に切り替えている事もある。

同じ地域独占の電力会社でも、多少の経営力の差と言うものが表面化するんだろうな。地域独占会社にしては良くやっているな、中電は。

>>24
日本の石炭火力、特に新鋭機で国内炭という低品質なものに対応するには
制御装置や環境浄化装置の改修が必要。

>>26
某石炭火力なんて10年稼働しただけで敷地の半分くらいの面積が灰置き場になっちゃった
もう置き場ないのでどっか持って行って埋め立てにでも使うしかないな

>>24
新鋭石炭ボイラなら出力調整レスポンスはガスタービンよりよくないけど既存の
石油ガス火力のボイラよりは遙かにいいけどな
原子力？問題外だ