英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)や
保険ブローカー世界最大手の米エーオンなどのグローバル金融機関は、
一部部門を香港中心部のビジネス街から他地域に移転させる計画だ。
賃貸物件不足で世界で最も高い香港のオフィス賃料がさらに跳ね上がっているからだ。
RBSは香港中心部「AIAセントラル」ビルの2つのフロア(
床面積計2万6000平方フィート=約2415平方メートル余)を引き払い、
一部の人員を香港東部の複合ビル「タイクープレイス」に移す。
広報担当のリサ・アービン氏が明らかにした。
一方、関係者によれば、エーオンは部門全体を中心部から
銅鑼湾(コーズウェイベイ)エリアに移転させるという。
米商業用不動産ブローカーのシービー・リチャードエリス・グループによれば、
金融サービス会社が進出する一方で、2007〜10年に新たなオフィス供給が
途絶えたため、香港中心部の高級オフィスの9月の空き室率は2年前から
1.5ポイント低下し4.25%になった。
中心部の1カ月の平均賃貸料が1平方フィート(約0.093平方メートル)当たり
約120香港ドル(約1180円)であるのに対し、
電車で15分ほどの距離にある東部の「アイランド・イースト」エリアは
約45香港ドルだという。
リチャードエリスの香港調査責任者、エドワード・ファレリー氏は
「銀行は従業員一人一人について、中心部にいる必要があるかどうか見直している。
これら銀行の一部は中心部の事業スペースを縮小する可能性がある」と指摘した。
(ブルームバーグ Kelvin Wong)
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111026/mcb1110260504019-n1.htm 関連スレは
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