【検証】外資ファンドによる『すかいらーく』買収は業界再編の呼び水となるか?--週刊ダイヤモンド [10/15]

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1ライトスタッフ◎φ ★
かつての外食産業の雄、すかいらーくのオーナーが再び変わる。

米大手ファンドのベインキャピタルが、投資会社の野村プリンシパル・ファイナンス
などから、すかいらーくを約2600億円で買収する模様だ。

すかいらーくは1970年に創業の老舗のファミリーレストラン。かつては外食業界で
トップの売上を誇っていた。しかし、大量出店した店舗の老朽化や業態の陳腐化
などで客離れが進み、2006年度に最終赤字に転落。

06年に、野村プリンシパル・ファイナンスなどが2500億円で買収。その後、500億円の
追加増資を行い、財務基盤を改善し、不採算店を閉鎖するなど経営を再建してきた。

実は、3月11日の東日本大震災前にはすでに、3000億円程度でベインが買収すると
見られていた。ところが、そこに震災が発生。さらに、9月にはすかいらーくが運営する
「ガスト」で、赤痢による食中毒騒動が起きてしまう。

9月末に自粛していた120店舗の営業を再開。10月に入り、ようやく話がまとまったようだ。

現在、外食産業で上場している企業の時価総額を純利益で割ると、平均18倍程度。
今回の買収金額が2600億円ならば、144億円程度の純利益を出せる企業に再建していく
必要がある。

すかいらーくの2010年12月期の売上高は3431億円。仮に現在の売上高で純利益144億円
を達成すると、売上高比で4%。ファミレス業界の高収益企業サイゼリヤの場合8%で、
その半分程度の収益性は実現しなければいけない。

すかいらーくでは、不採算店の閉鎖も進んでいるうえに、「ファミリーレストラン業界
の客数は底を打ちはじめていて、反転の兆しがある」(ファミレス関係者)という。

そこに、効果的な広告投入やブランド戦略の展開を行えば、上記の収益性を実現する
可能性はあるだろう。

日本では、ハンバーガーチェーンにくらべ、ファミリーレストラン企業は、テレビ広告等
をあまり打たず、ブランド確立が上手くないといわれている。一方、新たにオーナーと
なるベインは、海外の外食企業も買収し再建を手がけてきた。海外外食企業の再建で得た
マーケティングのノウハウを投入すれば、すかいらーくが再び成長路線に戻ることは
「不可能ではない」(業界関係者)のだ。

経営危機に陥ったとはいえ、すかいらーくは日本の老舗外食企業であり、「人材と設備は
未だ高いレベルがある」という他社評もある。

■ファンドの投資回収期に入った案件が複数

今回のすかいらーくの買収は、再編活発化の呼び水になるかもしれない。

一般的にファンドは、長くても5年以内に買収企業を手放すことが多い。ベインが
もくろみ通りにすかいらーくの経営再建を果たせば、他の外食企業や流通企業は興味を
示すはずだ。

以前から、外食産業にはM&Aの活発化が求められていた。

なにしろ、市場規模は97年の30兆円から2010年には23兆6000億円にまで減っているにも
関わらず、67万を超える事業所があるのだ。現在、全店売上高が業界最大のマクドナルド
でさえ、シェアは2%ほどでしかない。(※続く)

http://diamond.jp/mwimgs/3/2/250/img_327f560563dee994d974cb8152d23c9e38848.jpg

http://diamond.jp/articles/-/14433
2ライトスタッフ◎φ ★:2011/10/15(土) 12:17:14.23 ID:???
>>1の続き

過当競争をさけ、設備の共有など効率化をするためには、業界再編が必須と見る関係者が
多い。

すかいらーく以外にも、レックス・ホールディングスやチムニー、あきんどスシローが、
3〜5年前からファンドの傘下に入っており、ファンドは投資を回収すべき時期に入っている。

外食業界に詳しい鮫島誠一郎・いちよし経済研究所企業調査部主席研究員は、「こうした
企業の売却が、業界再編を活発化させる可能性がある」という。

事実、2011年9月、うどん店などを展開する家族亭はファンドから、百貨店のエイチ・ツー
・オーリテイリングに売却された。

鮫島研究員は、「現在、ネックになっているのは銀行の慎重な融資姿勢。欧州の金融問題が
落ち着けば、流れが変わるかもしれない」という。

すでに、水面下では動きが活発化している。ある大手外食チェーンのM&A担当者は、
「規模の大小、業態を問わず、毎日のように売り込みの案件が持ち込まれる」と明かす。

東日本大震災後の急激な需要減や節電の影響は和らぎつつある。金融業界の姿勢が変われば、
一気にM&Aが活発化するかもしれない。

◎すかいらーくグループ http://www.skylark.co.jp/company/index.html

◎関連スレ
【企業買収】米ファンド・ベインキャピタル、2600億円で 『すかいらーく』買収合意--リーマン以降の最大額 [10/12]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1318353219/

【外食】すかいらーく、子会社ジョナサンを統合 [10/11]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1318321268/
3名刺は切らしておりまして:2011/10/15(土) 12:19:11.03 ID:e5VagDLW
これはシモンズ・ベディングという会社ですが、一八七六年に設立された
アメリカの中では長寿企業の会社が、最近、つぶれました。なぜつぶれた
のかというと、この会社は数十年前からファンドによる買収が繰り返されました。
ファンドが何をしたかというと、会社を買収して借金を増やし、その借金を
そのまま自分たちへの特別配当に回して、資金を吸い取ったわけです。
それで借金ばかりを拡大させて、結局、会社がもたなくなりました。その間、
ファンドが約七、五億ドルの利益を得て、かつ社長が四千万ドルぐらいの
報酬を吸い取りました。ちなみに、この会社が破綻した時に、最後にこの
会社を買収したファンドが損をしたかというと、損はしませんでした。その
ファンドが非常に速やかに借金を持たせて、その借金を特別配当という形で
ファンドのほうへ流して、自分たちが入れたおカネを全部、自分たちのところに
戻しておいた。その後、つぶれて、従業員が一千人以上、首になって、
地域社会にも影響が出て、大変なことになったわけです。
残念ながら、これはシモンズ・ベディングだけというわけでは全くなくて、こういう
事例がかなり幅広くいろいろな産業で起きています。自動車会社はご存じの
とおりだと思いますが、もちろん、金融業にもこういう事例があれば、航空会社、
保険会社、実はニューヨークタイムズにも似たような事件があったのです
けれども、こういうのが経済のいろいろなところで起きています。

http://davidjamesbrunner.org/wp-content/uploads/2011-05-20-koujun-magazine-brunner-lecture.pdf
4名刺は切らしておりまして:2011/10/15(土) 12:36:19.83 ID:UkEbaCTI
ベインキャピタルは日本でも名の知れた色んな会社(ドミノピザやトイザラス、31の本社など、本国では傾いたとこ)買収し、
立て直してもホルダーのままでいる事が多い、割と評判いいとこだべ。
5名刺は切らしておりまして:2011/10/15(土) 12:42:37.08 ID:WN4llx5Q
ガストルームサービスのお世話になってるんだけど
6名刺は切らしておりまして:2011/10/15(土) 12:43:17.84 ID:57oZaVj4
ガスとの赤痢は何故起きた?
7名刺は切らしておりまして:2011/10/15(土) 13:20:38.10 ID:i3YR2TgG
餌を人間に食わせて 銭もうけしようとする腐った商売人根性のファミレスなど早く潰れろ。
8名刺は切らしておりまして:2011/10/15(土) 13:25:00.48 ID:w+urN5F5
野村は下手くそだな。ハウステンボスでも失敗してたよな
9名刺は切らしておりまして
ガストの食中毒事件は大チョンボだな