★原発広告ワースト1の読売 編集委員も動員、ダミー団体で電力業界の“黒いカネ”隠す
佐々木奎一 09:52 06/07 2011
全国紙は事故の直前まで、原発の広告を盛んに掲載し、原発マネーで潤っていた。その結果、
原発の安全性を指摘する記事はタブーとなり、事故を未然に防げなかった。過去1年分の広告を
調べたところ、なかでも読売新聞が全面広告だけで10回と、群を抜いて原発をPRしていたことが
分かった。しかも、なんと読売は現役の論説委員まで広告に登場して原発を宣伝。さらに、
電力業界からのカネで運営していることを隠すため、「フォーラム・エネルギーを考える」
「地球を考える会」「ネットジャーナリスト協会」といったダミーのNPO法人らを複雑に絡ませ、
一見すると市民運動であるかのように見せかけつつ原発を盛んに喧伝するという悪質な手法を
多用していた。もはや読売は、国策推進のためのPR紙というほかない。
【Digest】
◇原発全面広告・新聞ワーストランキング
◇論説委員が原発PR
◇資金の出所不明…ナゾの広告主
◇血税、東電マネーも注入
◇電気事業連合会“巨額寄付”
◇ネットジャーナリスト協会の“ブラック会計”
◇「基準に沿って審査して掲載」読売
順位 新聞 原発全面広告掲載回数
第1位 読売新聞 10回
第2位 産経新聞 5回
第3位 日経新聞 3回
第4位 毎日新聞 2回
第5位 朝日新聞 1回
http://www.mynewsjapan.com/reports/1447