【鉄道/経営】トップ不在の再出発 「信頼回復」を代弁--脱線・炎上事故の改善報告書まとめたJR北海道 [09/17]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
JR北海道は16日、5月に石勝線トンネルであった特急脱線・炎上事故の改善報告書を
まとめた。信頼回復への第一歩となるはずだった本社の記者会見では、12日から行方
不明が続く中島尚俊社長について報道陣から質問が集中。幹部らは「社長の思いはみんなで
共有している」と苦しい表情で語り、中島社長がこだわった「JR再生」への思いに力を込めた。
■困惑と悔悟と
「課題を直視し、お客様の安全を最優先とする企業として再生しなくてはならない」。
JR北海道が国土交通省に提出した「安全性向上のための行動計画」。中島社長が作成に
こだわり、国交省が求めた改善措置とは別に同社が自発的にまとめた。だが、社長名の序文を
会見で読み上げたのは柿沼博彦副社長だった。線路と道路双方を走るデュアル・モード・ビークル
(DMV)の開発で知られる鉄道業界の「カリスマ」だが、経営面の最前線に出てきたことは
ほとんどない。
「社長が強いリーダーシップを発揮し、さまざまな局面で安全確保に関与する」。計画には
トップの責任が明記されたが、肝心の中島社長の行方は不明のまま。「社長のお疲れは極めて
限界に達していた。変化に気付かなかったのが情けない」。柿沼副社長はうなだれた。
■風通しの悪さ
行動計画は同社の安全への取り組みについて総括した。策定には大学教授ら外部識者4人と、
40代以上の中堅社員を中心に議論した。「発足から24年が経過して緩みが生じ、仲良し意識、
事なかれ主義、前例踏襲主義が生じた。幹部と現場社員の意見交換会も安全意識の浸透につながら
なかった」。社内の風通しの悪さが事故対応の失敗につながったとの見方だ。
同社は国鉄民営化による発足直後から経営状況が悪く、採用を抑制したため社員の年代構成が
20代27%、30代20%、40代11%、50代39%と40代が極端に少なく偏っている。
また団塊世代の大量退職で急速に若返りが進みつつある。石勝線事故で適切な避難誘導を指示
できなかった指令員も30代社員だった。
「当面はベテランを軸に若手の教育に取り組む。訓練を繰り返し社員が思考してこそマニュアルは
生きる」。柿沼副社長は社員教育強化に力を込めた。
■後任人事は白紙
同社は経営責任の明確化として、役員を減給30〜10%(3カ月)とする追加処分も発表した。
この処分を考案したのも中島社長だったという。
同社は当面、社内業務を柿沼副社長が統括し、小池明夫会長が対外業務を務める。柿沼副社長は
「今は中島社長が無事に発見されることを願っている」と繰り返し、後任人事については白紙と
強調した。(※続く)
◎
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110917ddlk01040266000c.html
2 :
ライトスタッフ◎φ ★:2011/09/17(土) 21:28:24.36 ID:???
>>1の続き
■JR北海道の国交省への報告■
【安全輸送確保に関する改善措置】
・車内に煙が発生し危険と判断した場合、乗務員は「火災」と判断するとマニュアルに明記
・乗務員が危険と判断した場合は避難誘導を実行し、指令は乗務員の判断を優先する
・緊急時の避難誘導マニュアルを運転士、車掌、指令など職種間で統一する
・社員が乗客として事故遭遇した場合に乗務員を支援できるよう「救護ワッペン」を作成、全社員に配布
・火災事故を想定した避難誘導訓練を継続実施
・事故風化を防ぐために焼損車両を保存・展示
【車両整備に関する改善措置】
・石勝線事故で脱落した金属部品「つりピン」のナットを締め付ける力を全車両統一して管理する
・つりピンを固定する部品「割りピン」について、交換時期を50万キロから約8万キロに短縮
【安全性向上のための行動計画】
・乗客の安全を最優先に取り組み「事なかれ主義」「前例踏襲主義」の企業風土を改める
・社長を筆頭に経営幹部が全現場で社員と膝を詰めて対話する。社長のリーダーシップを強化する
・長期的な「安全基本計画」を策定する
・指令員のチームワークスキル向上に取り組む
・安全風土の確立に向けて労使間は建設的な対話などで十分にコミュニケーションを図る
◎JR北海道
http://www.jrhokkaido.co.jp/
敢えて言うが、
社長が自殺したところで何か良くなるわけでもなし。
この会社全体の責任感の無さを象徴している。
社長と同じように、全員死ねやw
5 :
名刺は切らしておりまして:2011/09/17(土) 21:43:45.81 ID:R8hhOR/t
50代が40パーセントだから風通し良すぎるだろ
後10年たつと人材が居なくなる非常に危険
はじめから
赤字で民営化
無理
実質、JR北海道と貨物、四国は国営のようなもんじゃないか。
8 :
名刺は切らしておりまして:2011/09/17(土) 23:21:34.55 ID:Z0SB4xQ4
経営安定基金JR北海道6822億円、JR九州3877億円、JR四国2082億円
JR北海道は、運用利益は、大体年間20〜30億というとこであるか、、。
とりあえず、毎年、鉄道業では30億ほど赤字だから、
埋めることで終わってしまいますね。あとは札幌駅周辺の不動産で
稼いでやっとつないでる感じですね。顕著な赤字路線がいくつか
なくなれば、少しはなんとかなるかもしれませんね。
株式会社になれば、やはり黒字にしたいですよね。
コストを削るのも無理ないのかな。
でも、赤字にしても、安全に対してコストを惜しんじゃ駄目だね。
人の命を預かっているんだから、経営を絶対優先させたら駄目だね。
今の2倍はコストをかけてもおかしくない。
国鉄時代から交換していない車両の部品、線路の分岐器とか
あるんじゃないかな。レールもきっと、30〜50年以上交換していない
部分もあると思われる。ニュースの特集であったけど、レール破断は、
鉄の疲労破壊だね。精密機器で傷を調べても、鉄の中身を知るっていうのは、
そう簡単に判断は難しい。確率的に5%〜20%くらいは漏れがでるのでは
ないか。本州の私鉄やJR東日本、東海のように何年かに一回、交換
しないと駄目だね。JR北海道は、レールが駄目になってからしか
交換していない。そろそろ国鉄時代のものが軒並み悲鳴をあげている
だろうから、計画的に交換しないとまずいね。あと10年は、昔の設備
の故障が相次ぐのではないでしょうか。そして、最近の製品はコスト削減
により、昔のように頑丈でないものもあるので、初期不良もあるでしょう。
現場は、異常時が増え、大変ですね。夜も寝れないですわ。
だいたいレール破断は深夜か早朝に起きています。
きっと、重い貨物列車で最後のパンチを食らって破断するのでしょう。
9 :
名刺は切らしておりまして:2011/09/18(日) 07:29:34.64 ID:7iaKA5a5
>>8 レール破断は溶接不良が原因のものばかりだけどね。
ついでに側線を除けば50N化済みだよ、北海道は。
ただまぁ、設備の老朽化はその通りで、国からの補助金が決まった関係もあって次期中期経営計画は設備投資が最大の課題になると思われる。
その辺で陣頭指揮をとれる幹部と元幹部は限られるわけだけど…。
10 :
名刺は切らしておりまして:2011/09/18(日) 07:44:59.00 ID:CT+pa6Li
>>7 九州、北海道も四国も名目、実質とも国営だよ。何も変わってない。いまだに公務員だし。
馬鹿高い給与はそのままで整備費用削れば、先はますます悪化。
国営だからいいのか?
11 :
名刺は切らしておりまして:2011/09/18(日) 09:40:54.91 ID:ADKsEIvT
12 :
名刺は切らしておりまして:2011/09/18(日) 11:58:53.68 ID:qHs5QOVH
昨日報道特集見たけど、北海道で特急は絶対乗りたくないなと思った。
中国の鉄道並みの恐怖。
>>10 同意。制度が凝り固まっていたら何も進展は望めない。
やはり、給料を下げる根本的な改革が必要だと思う。
自称優秀な人たちは、退職してもらって新たな分野で活躍してもらえばいい。
安定ってだけで、今はかなりの人が集まる。
その中には必ず優秀な人間がいるだろうから、今よりも給与上限を大幅に下げて
新たな人達を集めた方がよっぽどいい。
14 :
名刺は切らしておりまして: