ソニーは2011年9月12日、
DVB-C2(Digital Video Broadcasting - Cable 2)に準拠した復調LSIを商品化したと発表した。
DVB-C2は、欧州など世界各国で採用されているデジタルケーブルテレビ放送規格DVB-Cを
改良した次世代規格で、同規格に準拠した復調LSIの商品化は世界初という。
DVB-C2は、伝送容量を大幅に増加させることで、放送の高画質化や多チャンネル化を実現する。
デジタルの音声と動画の信号を直交周波数分割多重方式(OFDM)によるデジタル変調で送信する。
1024値/4096値QAMやLDPC符号(誤り訂正方式の一種)を採用することで、
DVB-C比で約60%の伝送効率の向上を図ったという。
ソニーは、DVB-Cにも対応する「CXD2835ER」と、
DVB-Cに加えてDVB-TやDVB-T2の復調機能も搭載した「CXD2836ER」の2品種を用意した。
従来品の「CXD2834ER」(DVB-T/T2/Cの復調LSI)も加えてパッケージおよび端子配列は同じである。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110912/368512/