7月12日(ブルームバーグ):米国のトウモロコシ在庫は2012年の収穫前時点の増加幅が
アナリスト予想を下回る可能性がある。
エタノールや飼料、輸出向け需要が拡大しているためだ。
米農務省(USDA)が12日発表した需給報告によると、在庫は12年8月31日までに
8億7000万ブッシェルとなり、今年の年末時点に予想されている8億8000万ブッシェルから
減少する見通し。
ブルームバーグ・ニュースがアナリスト26人を対象に実施した調査で示された推計の平均値は
10億2900万ブッシェルだった。6月時点のUSDAの見通しは6億9500万ブッシェル。
ドーン・アドバイザリー・サービシズ(セントルイス)のエコノミスト、
マーティー・フォーマン氏は「在庫は依然として非常に逼迫(ひっぱく)している」と指摘。
「向こう6週間に重点が天候と最終的なイールド(単収)に移るだろう」との見方を示した。
シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシ先物12月限の11日終値は
前週末比4.25セント(0.7%)安の1ブッシェル当たり6.3275ドル。
気温上昇と乾燥した天候により世界各地で生産が減少する一方、需要が改善し世界の在庫が
落ち込んだため、中心限月は過去1年間に60%上昇している。
ソースは
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aLCqu.9et4vw