日本マリンカップ委員会(会長、後藤忠治・財団法人社会スポーツセンター会長)は5日、
マリンスポーツの総合大会「第1回マリンカップ」を10月29、30日に沖縄県豊見城市で開催すると発表した。
ビーチバレーやビーチサッカーなど16種目の大会を同時開催し、約3000人の参加を見込む。
今後、沖縄で毎年開催する。県や沖縄観光コンベンションビューローなどが後援、
沖縄のスポーツ観光の中核イベントに育てる。
マリンスポーツの総合大会の開催は国内初めて。今年の主会場は豊見城市の「豊崎美(ちゅ)らsunビーチ」。
マリンスポーツ振興とともに、自然環境保全の啓発なども目的とする。
正式種目は6種目。ビーチバレーやビーチサッカーのほか、
自然の中で行う水泳競技のオープンウオータースイミングなど。
公開種目は4種目で救助に必要な技術を競うライフセービング、沖縄伝統の舟のハーリーやサバニのレースなど。
ほかに体験型活動(6種目)としてスキューバダイビング、カヌー、シュノーケリングなども行う。
参加者は15日から募集する。
オープンウオータースイミングの選手部門など日本水泳連盟の資格が必要な競技も一部あるが、
ビーチバレーなどは競技ができれば誰でも参加できる。
東日本大震災で被害を受けた東北地方から高校生100人を招待する予定だ。
五輪金メダリストの元水泳選手、鈴木大地さんらも大会に協力を表明しているという。
県庁で記者会見した後藤会長は「マリンスポーツを通して海の楽しさや自然の大切さを伝えたい」と抱負を述べた。
沖縄県マリンカップ実行委員会会長を務める安里繁信・沖縄観光コンベンションビューロー会長は
「海に恵まれた沖縄をアジアのマリンスポーツの中心地にし、国際交流にもつなげたい」と期待を込めた。
県は4月、文化やスポーツを観光に生かすため「文化観光スポーツ部」を新設。
沖縄の海を活用したスポーツ観光の振興にも力を入れている。
昨年10月には約850人が参加したマリンカップのプレ大会も開いた。
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819891E2E7E2E3818DE2E7E2E5E0E2E3E39E8A91E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E5E2