【IT】Wi-Fi対応デバイスの位置情報公開を制限したグーグル(Google)--処置に対する専門家の見解は[11/06/30]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:
ソースは
http://japan.cnet.com/news/commentary/35004580/ http://japan.cnet.com/news/commentary/35004580/2/ http://japan.cnet.com/news/commentary/35004580/3/ [1/3]
米CNETがプライバシーに関する懸念を指摘する記事を掲載した後、Googleは「iPhone」や
ノートPCなど、非常に多くのWi-Fi対応デバイスの位置情報公開に制限を加える措置を講じた。
カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くGoogleは
「Android」電話機や「Street View」車両から収集した情報を基にデータベースを作成しており、
そのデータベースを使えばWi-Fi対応デバイスの固有のハードウェアアドレスと位置情報を関連づけることが
可能であった。
しかし、同社はそのデータベースの公開方法をめぐって批判を受け、そのことが今回の動きにつながった。
現在では、Googleの対応は位置情報データベースを決して公開しなかったAppleやMicrosoftが
採用するやり方に近くなっているようだ。
Googleに近い情報筋によると、Googleの位置情報サーバが位置情報の要求を処理する方法に
いくつかの変更が加えられたという。Googleの広報担当はコメントを控えた。
PCやiPhone、「iPad」、Android電話機などのWi-Fiに対応したデバイスは、
半径およそ100〜200フィート(約30〜60m)にあるあらゆる機器にMACアドレスと呼ばれる
固有のハードウェアIDを送信する。
米CNETの6月15日付の記事が掲載されるまで、その固有のアドレスをキャプチャしたり、
あるいはすでにそれを知っていたりした場合、Googleのサーバは自宅や職場の住所、さらには
行きつけのレストランの住所など、そのデバイスの過去の位置情報を開示してしまう可能性があった。
Googleが行った変更によってプライバシー保護機能が強化されているかどうかは、すぐに確認することは
できなかった。そこには、ある種の位置情報の要求や、特定地域からの位置情報の要求に応答しない
機能も含まれている可能性がある。
データベースはモバイルデバイスの位置決定の高速化や、GPSで得られる座標にアクセスできない
PC向けの位置特定機能の提供に使われる。
米CNETはこの数日間に約3000件のMACアドレスをテストしたが、Googleのデータベースから
位置情報を得られたものは1件もなかった。
6月15日以前、Googleのデータベースは、それらのMACアドレスがアラバマ州サツマや
ロンドンのチャリングクロス駅近辺、バージニア州ニューポートニューズ、中国北京周辺など、
さまざまな場所に出現することを示していた。
しかし、カリフォルニア大学バークレー校でテクノロジと政策に関する研究室を共同で指導する
Nick Doty氏によると、Googleのサービスは、PerlやPythonのスクリプトではなく、ブラウザ内で
使われたときに結果を返しているように思えるという。
Doty氏は、「Googleは、独自のテストのために同社サービスを使う人々を厳しく取り締まろうと
しているだけなのかもしれない」と述べた。
Doty氏の所有するノートPCは過去に、Googleのデータベースによって、同氏が以前住んでいた
シアトルのキャピタルヒルの住所と関連づけられていた。
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Wi-Fiを使うノートPCや携帯電話の約10%が、住所に対応した形でGoogleのリストに乗っていたようだ。
Googleは以前発表した声明の中で、「われわれは、Wi-Fiアクセスポイントの公開されたMACアドレスを
収集している。ユーザーがモバイル機器で無線テザリングを有効にしている場合、その機器は
Wi-Fiアクセスポイントとなるため、そのアクセスポイントのMACアドレスもデータベースに含まれる
可能性がある。頻繁に移動するWi-Fiアクセスポイントはわれわれの位置情報データベースにとって
無用であり、その情報を破棄しようとさまざまな手順をとっている」と述べた。
しかし、Googleの広報担当は、同社の位置情報データベースに表示されるのはアクセスポイントだけだ
と発言することは控えた。
民主主義と技術のためのセンター(Center for Democracy and Technology:CDT)の
チーフコンピュータサイエンティストで、インターネット技術タスクフォース(IETF)の
ジオロケーション担当共同議長を務めるAlissa Cooper氏は、
自分のノートPCは一度もWi-Fiアクセスポイントとして使われたことはないと言う。
しかし、Cooper氏が2007年〜2009年に住んでいたワシントンDCのコネチカットアベニューの住所は、
Googleの位置情報データベースに掲載された。
■より慎重な扱いが求められる位置情報ベースのデータ
2011年5月までMicrosoftのアイデンティティ担当チーフアーキテクトを務めていたKim Cameron氏も、
同じ結論に達している。
Cameron氏はStreet Viewのデータ収集に関する第三者による報告(PDFファイル)を分析した
2010年6月のエッセイの中で、Googleは修正されたWi-Fiアクセスポイント以外にも大量のデバイスの
位置情報およびMACアドレスを記録していると書いた。
http://static.googleusercontent.com/external_content/untrusted_dlcp/www.google.com/en/us/googleblogs/pdfs/friedberg_sourcecode_analysis_060910.pdf 「もはや疑いの余地はない。無線アクセスポイントに加えて、自宅や店舗、企業、政府の建物内の
あらゆるWi-Fi対応ノートPCや携帯電話のMACアドレスが、通りすがりのStreet View車両によって
記録された。しかも、暗号化されているかどうかに関係なく行われている」(Cameron氏)
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Googleは同社の位置情報データベースに変更を加え続けているようだ。
以前オーストラリアのブリスベンにあると表示されていたiPhoneについて、趣味でハッカーをしている
Samy Kamkar氏が作成したGoogleの位置情報データベースのウェブインターフェースで先日追跡を
試してみたところ、緯度0度、経度0度(アンゴラの西にある太平洋上の地点)という結果が返ってきた。
2011年6月26日夜、同じオーストラリアのiPhoneのMACアドレスを入力してみると、
そのウェブサイトは座標ではなくエラーメッセージを表示した。
ワシントンDCにある電子プライバシー情報センター(EPIC)の代表であるMarc Rotenberg氏は、
Googleの動きをAppleが4月に行った決断と比較している。
当時、過去の位置情報を記録できてしまうiPhoneの「バグ」が発覚し、この問題に対する一般の人々の
関心が高まり始めたことを受けて、Appleはその修正を決断した。
「位置情報に基づくデータを収集している企業でさえも、その方法について完全には理解していない。
このこともまた、この分野ではプライバシー保護の方針よりも慣習の改善が重要であることを示している」
(Rotenberg氏)
Googleの位置情報データベースは以前、いくつかの事例において、デバイスの移動の追跡に使うことが
可能だった。サンフランシスコのサウスオブマーケットにあるWi-Fiホットスポットに接続していた
HTCデバイスは、1日のうちにボルチモアワシントン国際空港からアトランタ郊外の住所に移動した。
セキュリティ研究家のAshkan Soltani氏がサンフランシスコの喫茶店で検出した別のデバイスは、
ドイツのボーフムにあるルール大学の工学部校舎から幹線道路を越えて大学センターに移動した。
GoogleのプロダクトマネージャーであるRaphael Leiteritz氏は2010年4月に発表した声明(PDFファイル)で、
位置情報データベースへは「現在デバイスが参照可能なMACアドレスのリスト」を送信することで
アクセスできる、と述べた。
http://static.googleusercontent.com/external_content/untrusted_dlcp/www.google.com/ja//googleblogs/pdfs/google_submission_dpas_wifi_collection.pdf そのリストを受信すると、Googleはそれらのアドレスを「同社の既知MACアドレスリスト」と比較し、
「適切な位置情報」を返す。
Googleの公共ポリシー担当ディレクターであるAlan Davidson氏は2011年5月、米上院への証言
(PDFファイル)の中で、「既知のネットワーク位置情報のデータベースは、Wi-Fiアクセスポイントや
携帯電話基地局からユーザーの大体の位置を割り出すのに必要だ」と話した。
http://judiciary.senate.gov/pdf/11-5-10%20Davidson%20Testimony.pdf 確かに、狙ったMACアドレスを知ることは必ずしも簡単でない。
一般的に、MACアドレスはインターネット上で送信されない。
しかしWi-Fiの圏内にいるユーザーなら誰でもMACアドレスを記録し、どのMACアドレスが
どのメーカーに対応するのかを簡単に絞り込むことができる。
例えば、配偶者が疑い深い人で、iPhoneの「情報」画面を開くことができる場合などは、
MACアドレスを知ることも可能だ。
-以上です-
“サンフランシスコの喫茶店で検出したWi-FiデバイスがGoogleによって関連づけられた場所の数々”という地図は
http://japan.cnet.com/storage/2011/06/28/491427e69702d7e6118fa8dd55f59c0a/google.mac_460x268.jpg
どっちにしろ収集してんだから同じことだな。
appleとmicrosoftとgoogleと、どこも自社から流失する可能性は低そうだけど、
ハッカーがどこを攻撃するかなんて分からんしなw
結局、本当に重要な情報はネット上に乗せるな、という原点に帰結する。
6 :
名刺は切らしておりまして:2011/06/30(木) 11:01:07.49 ID:ab6ht64S
暗鵜戸
しったからどうだって話。
そんなに個人情報個人情報というなら地下にこっそり住んだほうがいい。
8 :
名刺は切らしておりまして:2011/06/30(木) 13:41:55.71 ID:0/bVJHB8
>>7 SONYに集団起訴している連中にも言ってあげてください。
>>8 クレカ情報お漏らししたソニーとwifiアクセスポイントの位置情報とでは
内容が全く違うだろ
10 :
名刺は切らしておりまして: