日本郵政グループのゆうちょ銀行が、民間金融機関を中心に組織する
全国銀行協会(全銀協)に、協会の意思決定には関与しない「オブザーバー」
として加盟する方向で調整が進んでいることが29日分かった。
災害対策や犯罪防止などで協調していく。
ゆうちょ銀について「民業を圧迫している」などと批判、事業の縮小を
求めてきた全銀協は、これまでゆうちょ銀の加盟を認めてこなかった。
ただ最近は、振り込め詐欺や東日本大震災への対応など実務面での協力が
進んでおり、顧客の利便性向上の観点から一段の関係強化を図ることになった。
全銀協は、政府への政策要望といった意思決定には投票権を持たず、
役員も派遣しないオブザーバー的な会員資格を新設し、ゆうちょ銀を
迎え入れることを検討している。早ければ6月の理事会で決定する。
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110529/bse1105291223002-n1.htm