英国債相場は上昇。ギリシャがデフォルト(債務不履行)を回避できないとの
観測に加え、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が
米国債の格付け見通しを引き下げたことを背景に、安全を求める動きから
英国債が買われた。
ギリシャ政府は18日、債務再編を目指しているとの報道をきっぱりと否定した。
17日に実施されたフィンランドの議会選挙で、納税者によるギリシャやアイル
ランド救済をすべきでなかったと主張するソイニ党首率いる「真正フィン人党」が
得票率を伸ばした結果、国民連合との連立政権協議に入ると見られている。
エボリューション・セキュリティーズ(ロンドン)のアナリスト、エリザベス
・アフセス氏は、ユーロ圏の「周辺国の不透明感が週末のフィンランド選挙結果と
ともに高まっており、懸念が強まった」と述べ、「これがドイツ国債と英国債への
上昇要因となった」と続けた。
ロンドン時間午後4時半現在、10年債利回りは前週末比5ベーシスポイント
(bp、1bp=0.01%)低下の3.55%。一時は3.54%まで下げ、3月24日
以来の低水準を付けた。2年債利回りは6bp下げ1.14%。
S&Pはこの日、米国の長期格付け「AAA」について、アウトルック(見通し)を
格付けが下方に向かう可能性が上方向よりも高いことを示す「ネガティブ」とした。
財政赤字および債務の増加を根拠としている。
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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aMkvKTKsgjvY ◎関連スレ
【財政/株式】S&Pが米国債の格付けを"ネガティブ"に→NYダウ平均が"大幅下落" [04/19]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1303139729/