原発事故受け、安全検証委…でも津波想定「福島未反映」
http://mytown.asahi.com/areanews/fukui/OSK201104250131.html 福島第一原発の事故を受けた電力事業者の対策を検証する福井県の安全対策検証委員会が
25日開かれ、関西電力と日本原子力発電が原発の津波評価を報告した。
ただ、津波の想定最高水位が示されたが、福島原発の事故の知見は反映されておらず、
事業者側は「暫定値」としている。
津波は主に若狭湾周辺の活断層による地震を想定し、最高水位を算出した。
関電は美浜原発で1.9メートル、高浜原発で2.3メートル、
大飯原発で2.9メートルと報告し、原電は敦賀原発で2.8メートルとした。
2事業者はいずれの原発も海水ポンプの据え付け場所の高さに津波は届かないと説明したが、
出席した旭信昭副知事は「福島の事故の知見が反映されていない。
水位をさらに高く想定する必要もあるのではないか」と指摘した。