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原子炉燃料が破損し放射性物質が漏出か 作業員の被曝 2011.03.26 Sat posted at: 14:17 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30002260.html
東京(CNN) 東日本大震災に伴う東京電力の福島第一原子力発電所事故で経済産業省原子力安全・保安院は25日、
3号機のタービン建屋内で24日に発生した作業員3人の被曝(ひばく)に関連し
原子炉の燃料が破損して放射性物質が漏れ出た可能性があるとの見方を示した。
3人は建屋内で外部電源の復旧作業中、通常の原子炉内の冷却水より約1万倍強い放射能が検出された水たまりにつかっていた。
この水たまりの深さは約15センチとされ、原子炉格納容器が破損し、しみ出た可能性もある。
東京電力によると3人は水たまりの放射能に40〜50分間、接触していた。
国際原子力機関(IAEA)は日本政府当局の情報を引用しながら、
3人は放射線量の検知器の警報が鳴ったものの間違った数値と考え、これを無視した可能性があると説明した。
3人の被曝を受け、3号機での復旧作業は中断している。3人は病院で手当てを受けている。
うち2人は「ベータ線熱傷」の被害を受けたともみられる。
水たまりに放射能が含まれていたことについて米マサチューセッツ工科大学の原子力科学専門のハッチンソン教授は、
原子炉などを冷却するため放水作業が実施されており必ずしも予想外のことではないとし、「私は特に驚いていない」とも述べた。
また、東電は26日、第一原発の他の原子炉2基関連の建屋でも同じように放射線量が高い水がたまっているのが見付かり、
復旧作業を中断し作業員に退避を命じたと発表した。