昨年米子市上福原の日本たばこ産業米子工場(JT)跡に進出した
環境・エネルギーベンチャー「ナノオプトニクス・エナジー」(京都市、藤原洋社長)の事業説明会が17日、
JR米子駅前の米子コンベンションセンターで開かれた。久保田仁工場長が、
今年6月ごろから技術者の募集を始め、2012年末をめどにEVの量産化を開始する方針を明らかにした。
今後の事業や雇用計画などについて説明する久保田工場長=17日、米子市末広町の米子コンベンションセンター
説明会は、企業の業務内容を一般に知ってもらおうと米子市が開いた。
地元企業や学校関係者らを中心に約330人が参加した。
計画では、
同社のオリジナルEVで住民の地域内移動を意識した電気移動体「e−モビリティ」を今年12月の東京モーターショーで発表し、
来年末ごろから量産化する。また、今年6月ごろにEV関連の技術者を募集。
技術者以外については、12年後半から順次、募集を始める方針。
久保田工場長は、さらに太陽光発電システムやEVなどを同社のIT技術と絡ませ、
次世代送電網(スマートグリッド)を構築。エネルギーの地産地消を目指す考えを示した。
http://www.nnn.co.jp/news/110218/20110218046.html