【販促】眼鏡店JINZの展開する"サングラス専門店"が示すビジネスの可能性--金森努 [02/15]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
眼鏡店JINZ(ジンズ)を展開するジェイアイエヌが、3月からサングラス専門店
「スペクトル・ジンズ」を展開するという。
2月11日付・日経MJの記事には「サングラス専門店 丈夫さ・機能前面にジェイ
アイエヌ、600種類用意」とある。同社は「機能的でおしゃれなオリジナルめがね
が常時1200種類以上、眼鏡は全てレンズセットで4990円〜」というウリの
眼鏡店である。メガネ萌えにはたまらない、メガネをかけるとピカイチである
ベッキーを起用したり、やたらと身軽な外国人男性が宙返りやでんぐり返しを
したりというCMも印象的だ。その同社が仕掛けた次の一手が「サングラス専門店」だ。
記事によれば、店舗(Place)は「5年後に数十店舗規模」というからかなり力を
入れてくることがわかる。「価格は3,990〜9,990円と、メガネと同様に手の届き
やすい水準に設定」とある。特徴は価格(Price)はだけではない。商品(Product)も
「サングラスのレンズには、ヘリコプターの防弾生を持つ窓などに使われる高性能
素材」を使ったという。一体、どこにかけて出かけるのだろう・・・。と一瞬思ったが、
「UVカットの液体を塗り込み、“目を守る”という機能を前面に打ち出す」という。
つまり、極端な素材はポジショニング(Positioning)を明確にするためであるようだ。
広告(Promotion)としてはCMでもその丈夫さ、「目の保護」を訴えかける派手な
演出が予想される。まさか、サングラスを撃つとか・・・?
そんなポジショニングとマーケティングミックス(4P)で狙う(Targeting)のは、
もちろん、「視力の悪い人向けに度付きのサングラスも用意する」とあるが、
「眼鏡をかけない20〜30代の若者の需要を掘り起こす」とあるように、そちらが
メインだ。
この「サングラス専門店」という展開の眼目は、そのターゲティングにある。
あなたが靴の営業マンだったとしよう。海外勤務を命じられ、任地に到着した。
目の前には密林。商売の相手は未開の原住民。靴など履いていない。さて、本社へ
どんな第一報を送るだろうか。「ダメです。誰一人として靴など必要としていません!」
か、「ビッグチャンスです!靴を売る相手があふれています!」か。
靴を履いている人=顕在需要を持っている人に商品を売るのは誰にでもできる。
ジェイアイエヌがやろうとしていることは、靴を履いていない人=顕在需要がない
人に、需要喚起をして売ろうということだ。
密林に裸足で住む人々に、何と言って靴を売ればいいだろう。彼らは靴などなくても
不自由しない丈夫な足の裏を持っている。しかし、万が一、足を怪我すれば生死に
関わることもある。そのための「足の保護」を訴えかけるだろう。サングラスも
同じだ。黒い瞳を持つ日本人は、瞳の色が薄い白色人種と比べ、紫外線に無頓着で
ある。その弊害と瞳を守る必要性を、極端な製品の素材や(恐らく)派手な広告、
手軽な価格で訴求し、需要を喚起するのである。
日経MJの記事は「さすがジェイアイエヌ」と、同社の企画力と商品供給能力に恐れ
入るだけで終わりにしていいかといえばそうではない。記事には「普通の眼鏡店では、
サングラス売り場はあっても取り扱いは1割に満たないケースが大半だ」とある。
※続く
◎
http://news.goo.ne.jp/article/insightnow/business/insightnow-6308.html
2 :
ライトスタッフ◎φ ★:2011/02/15(火) 20:29:09 ID:???
>>1の続き
筆者は近視なのだが、眼鏡マニアでもある。所有している眼鏡は15本ほどにのぼる。
そのうち、5本がサングラスだ。(もちろん度付き)。しかし、いわゆる「度付き
サングラス」として、サングラスのレンズに度を入れたものは1本しかなく、他は
全て普通の眼鏡のレンズに色を入れたものだ。
サングラスはレンズの曲面の角度によって、度を入れると焦点がゆがんで使用に
耐えなくなるデザインのものが少なくない。それに対して、普通の眼鏡であれば
間違いがない。普通の眼鏡とはいっても昨今は多様なデザインが存在するため、
サングラスにしてもカッコイイものが多いのだ。なぜ、眼鏡店はそうした訴求を
しないのか。
いわゆる「普通の眼鏡店」はJINZをはじめとした新興の眼鏡店の勢いに追われて
青息吐息である。そしてまた、ジェイアイエヌは、「眼鏡をかけない20〜30代の
若者の需要を掘り起こす」として、新たな市場を開拓しようとしている。しかし、
そのターゲットに「目をUVから保護」したり、サングラスのファッショナブルさを
訴求したりすることは、既存の眼鏡でもできるのだ。
眼鏡店だけの話ではない。自らはビジネスの中で、「ダメです。誰一人として靴など
必要としていません!」と言っていないか、誰もが改めて可能性を探り直すことを
してみたいものだ。
◎執筆者/金森努(有限会社 金森マーケティング事務所 取締役社長)
http://kmo.air-nifty.com/about.html 1989年・東洋大学経営法学科卒。大手コールセンターに入社。本当の「顧客の
生の声」に触れ、マーケティング・コミュニケーションの世界に魅了されて
この道約22年。コンサルティング事務所、広告会社を経て、2005年金森マーケ
ティング事務所を設立。企業の事業戦略・マーケティング戦略の立案・実行と、
マーケター育成を支援する。一貫して「マーケティングの要諦は顧客視点・生活者
視点」と主張する。
◎ジェイアイエヌ (へラクレス:3046)
http://www.jin-co.com/company/index.html
3 :
ライトスタッフ◎φ ★:2011/02/15(火) 20:29:18 ID:???
●記者雑感
>メガネをかけるとピカイチであるベッキーを起用したり、やたらと身軽な
>外国人男性が宙返りやでんぐり返しをしたりというCMも印象的だ
↑これって、どう考えても『JINZ』じゃなくて『眼鏡市場』(メガネトップ)の
テレビCMだと思うんですけど・・・(´・ω・)
4 :
名刺は切らしておりまして:2011/02/15(火) 21:06:12 ID:Fdl68RlL
ベッキー使ってるのって眼鏡市場だろ。馬鹿なのこの記者は?
5 :
名刺は切らしておりまして:2011/02/15(火) 21:09:02 ID:AbQW7UNj
日本人は瞳と眉毛の間隔が広いのでグラスから眉がはみ出てしまって
滑稽な印象になりがち。
普通のメガネの方がいいよ。
6 :
名刺は切らしておりまして:2011/02/15(火) 21:22:10 ID:pIltCHAY
韓国の会社?
7 :
名刺は切らしておりまして:2011/02/15(火) 21:43:07 ID:R0OMrTR0
メイドインコリア
マーケティングの知識の自慢にしか聞こえない。
9 :
名刺は切らしておりまして:2011/02/15(火) 21:56:54 ID:zguFYnIo
従業員にもサングラスかけさせろ
オリバーピープルズ格好良いよ
眼鏡買った事あって凄い客の回転でびっくりしたけど、ほとんど利益出てないみたいね。
他社CMと間違えるって、どこの会社の記者だよって、思ったが
東洋大卒の素人か。
13 :
名刺は切らしておりまして:2011/02/15(火) 22:22:34 ID:t956YXC9
平日昼間にサングラス 危ない人
休日昼間にサングラス ちょっと危ない人
夜にサングラス 超危ない人
金 努さん
そもそもJINZじゃなくてJINSじゃないの?
16 :
名刺は切らしておりまして:
マーケッターの癖して分析対象企業のCM間違えるなんて
どんなギャグだよ>それゆけカナモリさんwwwwww