【商業施設】関西に渋谷109が初進出 大阪府下最大級SC「あべのキューズタウン」 ハンズ、ヨーカドーも [10/12/08]

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 キューズタウンの敷地面積は約3万7千平方メートルで、京セラドーム(3万3800平方
メートル)を超える大きさ。施設は地下2階、地上6階建て(店舗は5階まで)で、店舗面積
約6万9千平方メートル。東急不動産主導で320店が入居し2011年4月に開業を予定す
る。東急不動産は「大阪府下最大級のモール型ショッピングセンター」と位置づけ、タウン
全体で初年度は来場者約1700万人、売上高400億円を見込む。

 核テナントは、大阪市内初出店のイトーヨーカドーのほか、東急グループからは生活雑貨店
の東急ハンズ、東京・渋谷で若い女性に人気のファッションビル「SHIBUYA(シ・ブ・
ヤ)109」が関西初進出する。ユニクロやZARAなどの衣料品店、家電量販店やライブ
ホールのほか、「アカチャンホンポ」など子ども向けの衣料・雑貨店も集めた。

 東急にとって大阪での大規模商業開発は江坂、箕面に次ぐが、大きさでは群を抜く。7日に
大阪市内で記者会見した東急不動産の岡田正志・執行役員は「東急としてもフラッグシップ
と位置づける」とした。

 開業時には、地下鉄天王寺駅から約100メートルの地下通路でつなぐ。また、老舗居酒屋
「明治屋」や、洋食店「グリルマルヨシ」など再開発を行う前に営業していた66店も地下
2階から地上2階の地権者区画で営業する。

    ◇

 住宅や商店が密集し防災面で課題があるとして大阪市が再開発構想を発表したのは1969
年。しかし、具体化には時間を要した。

 地元の反対運動、バブル経済と崩壊を経て94年に市は大手百貨店そごうを核に63階建て
ビルを建てる計画を打ち出したが、そごうの経営悪化で白紙に。そごうも00年に破綻(は・
たん)する。04年に計画参加を決めた東急不動産が着工したのは09年だ。土地の72%
は市が、22%は東急不動産が、6%は地元地権者が保有する。地権者で印刷店2代目の藪内
優典さん(60)は「期待より、今までより良くなってという願いが強い」と、振り回されて
きたために遠慮気味に言う。

 課題は、新しい商圏としての独自性を確立できるかだ。

 阿倍野地区は半径5キロ圏内に約89万人が住み、日常的な買い物客も見込める利点がある
。近畿日本鉄道はキューズタウンの向かいに14年春の完成を目指して高さ日本一の阿部野橋
ターミナルビルを建設中だ。近鉄は一帯に商業施設が集積すれば百貨店の増床・出店ラッシュ
が続くキタ(梅田)や、とりわけ若者を引き付けるミナミ(なんば)に対抗、ビルに入る日本
一の売り場面積の近鉄百貨店にも人が呼び込めると歓迎している。

 関西学院大商学部の石原武政教授(商業学)は「阿倍野地区は歴史ある寺や天王寺動物園な
ど他にはない施設があるのに、街の良さを生かし切れていなかった」とし、ミナミなどに流れ
ていた和歌山や奈良などの顧客を引き留める必要性を指摘する。

ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201012080018.html
http://www.asahicom.jp/kansai/sumai/news/image/OSK201012080019.jpg
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/image/OSK201012080022.jpg

関連サイト
ニュースリリース:東急不動産
http://www.tokyu-land.co.jp/news/2010/index_054.html
あべのキューズタウン
http://www.abeno-pj.com/