【化学工業】台頭する「コピー香水」と闘う香水・香料業界[10/11/29]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:
ソースは
http://www.afpbb.com/article/economy/2776984/6528284 [1/2]
高級ブランド香水とそっくりの香りを売り物に、安価な「コピー香水」を販売するウェブサイトが増えている。
これらのサイトは、人気香水のコピー製品であることを公言し、売り上げを伸ばしている。
■高級品を化学分析、取り締まりはほぼ不可能
その1つ、英国の香水販売サイト、パフューム・パーラー(Perfume Parlour)では、
「トップノートからミドルノート、ベースノートまで高級ブランド香水とまったく同じ」香油を、
わずか10分の1程度の価格で販売する。ガス液体クロマトグラフィー(GLC)によって高級ブランド香水の
化学組成を分析し、独自製品を製造しているのだという。
高級バッグなどの偽造品と異なり、香水のコピー製品を「かぎ分ける」のは簡単ではない。
香水をつけた人が街中でそのボトルを見せびらかすことはないからだ。
さらに、コピー製品がボトルの形状やロゴといった商標を侵害していない限り、香りが似ているというだけ
では、差し止め訴訟を起こすことも難しい。
世界の市場規模が80億ドル(約6700億円)という香水業界。
その9割の企業が参加する国際香粧品香料協会(International Fragrance Association、IFRA)の
ジャンピエール・ウリ(Jean-Pierre Houri)会長は、「絵画の偽造は違法だということに異論を挟む人は
いない。だが、香りの偽造は違法とはいえない、というのが司法界の大勢を占める見解だ」と嘆く。
■「秘密主義」で自衛
まねされないために香水業界が取ってきた伝統的手法は、秘密主義だ。理論的には香水の成分を
特許で保護することは可能だが、調合が明らかになるのを嫌って特許を申請しない企業が多い。
消費者の健康や安全を守るため香水成分の公表を求める声もあるが、業界側は、香水の化学組成が
自由に手に入るようになれば、ちょっとした工夫で法の網をかいくぐれるようになり、知的財産権侵害に
歯止めが利かなくなると主張している。
ことし米カリフォルニア(California)州で提案された住民の知る権利に関する法案では、
香水に用いられた化学物質の詳細の開示を企業に求めている。現在この法案の審議は立ち往生しているが、
IFRAでは世界各地で同様の法案が施行されるのは時間の問題だと見ている。
IFRAは最近、世界の加盟各社が使用している香水用の化学物質約3000種のリストを公開したが、
現時点では業界としてそれ以上のことをする意志はないとしている。
-続きます-
-続きです-
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■シャンプーや洗濯用洗剤にも影響
香りをマーケティング戦略の要に位置付けているシャンプーや洗濯用洗剤のメーカーも、この問題と無関係では
いられない。
英国の調香師でマーケティングコンサルタントでもあるアラン・マクリッチー(Allan McRitchie)氏に
よれば、現行法の下で特定の香料を法的に保護するには、その香りを実現するための技術や、用いた材料、
あるいは抗菌作用などの二次的な効用を書面にして裁判所に提出しなければならない。
「それでも多くの香料がそういったカテゴリーから漏れてしまうのです」
香水業界の大半は、「香りの知的財産権保護」のためには、香りが芸術の1つであり、その製造技術や
香りそのものが著作権保護の対象であると認めさせる必要がある、と考えている。
ただ、近年の世界的な判例の傾向は、香水業界で保護すべき対象は技術的ノウハウだけ、というものだ。
■「香りは芸術」、業界の主張
しかしIFRAは前月、仏化粧品大手ロレアル(L'Oreal)がフランスの控訴裁判所に起こした
別の香水メーカーを相手取った訴訟で、香水を芸術の形態として分類すべきとの報告を提出した。
司法判断は12月に下される予定だ。
政治的にもIFRAは今月、ある欧州議会議員をパリ(Paris)の研究所に招き、香水を作る作業を
詳しく見学させた。来年には議員を対象にしたワークショップの開催も検討している。
「香りは物語に似ている」と話すのは、高級ブランドの香水や家庭用品に香料を提供している
日本の高砂香料工業(Takasago International)の調香師でパリを拠点に活躍する
ロランス・ファニュエル(Laurence Fanuel)氏だ。「芸術の定義を、人間の感覚を刺激して感情を呼び覚まし、
思想を喚起するものだと考えれば、香水が芸術に分類されない理由はありません」
新しい香りを作るとき、ファニュエル氏は他の芸術や料理、過去にかいだ匂い、そして
「考えもしなかったもの同士を混ぜることへの情熱」からインスピレーションを得るという。
「香りが芸術だとすれば、他の芸術と同じように保護することもできるはずです」
-以上です-
3 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 10:58:11 ID:oLImhdXS
>>1>>2文章、長すぎー―――、読みたくねー。ごくろーーーーさんですなーーーはい。
まぁ、今の技術なら完全コピ可能だわなぁ。
制作費が膨大でも製造費はカスみたいなもんか。
そりゃ、苦労するわ。
5 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 10:59:48 ID:BR6yym2Z
瓶もあっての香水だと思うのだが匂いだけで良いのか?
芸術したけりゃ工業製品として大量生産できないね。誰が買うというのか。
7 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 11:07:52 ID:dboHMZhg
トイレの匂い配合とは書けない
GC-MSって奴だな。ガスクロで分離して質量分析で特定する
9 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 11:17:42 ID:VyhUUV8P
簡単かなぁ?
俺も分析するけど、香水レベルだと相当大変じゃね
絶対に中国。
間違いない。
これ、似た香りはできるけど超劣化版しかムリだよ。
ジャンヌ・アルテスの安物香水なんかそんなかんじだろ。
まぁ、DSで売ってるアパレルブランドのフレグランスなんてほぼ合成香料の安物だけどな。
香水専業メーカーか自社でラボ持ってるとこじゃなきゃまともなのは作れない。
12 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 11:26:41 ID:ELDmUlAz
中国だったら、わざわざ似せた匂いにはしないw
議論としては面白い。
実際には、まともに作り方が情報漏洩してるのが多いんじゃない?
担当者に少し金積んで終わり、しかも確実。
16 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 11:57:17 ID:eh/CZXYS
元々が儲けすぎなだけ
そもそも、常温で放置すりゃ変質するしな。
保存状態の悪い場所で経年劣化した正規品より、
製造間もないコピー品のほうが良かったり。
まぁ、そこまで微妙にかぎ分けられるのか、ってのもあるがw
18 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 12:07:46 ID:dhSIpVGn
とりあえずダウニーの香害を何とかしろ
ジェネリックですね
20 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 13:21:22 ID:yOuwofpT
中国ならパッケージをパクるだけ
コカコーラの原液は大丈夫かな。
香水が簡単に分析できるならコカコーラなんかちょろいもんだと思うけど。
たぶん実用上は嗅ぎ分けられないんだろう
あとは所有の喜びか…ブランドの真価が問われるな
かなりめんどそうなんだが、儲け出るのか
24 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 14:13:21 ID:zjxsezxg
元がボッタクリなだけ
成分わかっても同一にはならないだろうな、手順があるから
腹に入れば同じって言われてゲロ出されるようなもん
香水って中身よりボトルに金掛ってそうだ。
何度もリピートするのに詰め替えサービスして欲しい。
世界で兆超えないんか。意外と小さい業界だな
COP10で一番動きがあるのは製薬ではなくココかもしれない
>>21 香水は少量を高額で売るビジネスだけど、コカコーラは大量に安く売るビジネス。
パクるならどっちを選ぶ?
29 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/30(火) 20:22:51 ID:Mpkkfelk
香水じゃなくて飲料メーカーの話なんだけど、レモンの香料ひとつとっても
「シチリアの○○農園のレモン香料」って指定の仕方をするそだ。
たまたま試飲会に招かれて、「シチリアのレモンとコルシカのレモンはこんなに
違うんです」って説明を受け、それぞれが入った清涼飲料水を飲まされたが、違いは
まったくわからなかった。
消臭剤
まあ、おまえら貧乏人は酢エチで我慢しとけ、ってことだな
ルカ・トゥリンも「ガスクロマトグラフのお陰で“似た香り”だけは
いくらでも作れるようになった」と皮肉ってたな。
それでも実際に付けた時の持続性や、香りの馴染みの良さは全然違うとか。
そんなに簡単なら廃盤になった香りオーダーしたい
34 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/05(日) 02:47:20 ID:oa2XtDMR
ポワゾンをちょっと変えたような今流行ってるやつってなんていう香水?
あれやばいよねw
35 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/05(日) 13:11:46 ID:Y1bEbSiz
香りで特許を取れば良いんじゃね
36 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/05(日) 13:28:37 ID:FqypZl+3
>>32 >それでも実際に付けた時の持続性や、香りの馴染みの良さは全然違うとか。
ベースノートまで同じだってのに、ちょっと苦しくないか?
>>36 揮発性の違いがあれば、トップもラストも当然変わってくる。
でもまあ、香りなんて言い方の問題であって、
コーヒーのアロマにはゲロとかウンコの香り成分と共通の物質が入ってます、
って真顔で言われても、だからどうした? としかいえないでしょ。
38 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/06(月) 16:18:43 ID:0yCRx5rL
2010/11/30(火)
>>21 コーラは天然香料主体なんで完全コピーは難しいと思われ。精油の使用比率くらいは分かる
だろうけど。
香水のコピー品ができるようになった最大の原因は天然香料の使用比率が極度に低下したこと。
現在では平均して5%以下とかのオーダーじゃなかったかな(それも安価な柑橘精油とかが主体)。
そうすると残り95%は合成香料で、特許で押さえて自社製造しているような物質じゃなければ、
どこかの化学メーカーから買えることになる。
後はガスクロの比率が一致するように多少の試行錯誤するだけで類似品ができてしまう。
ちなみにフランスは香水の調合比率に(特許ではなく)著作権を認めることにしたはず。
40 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/06(月) 21:24:07 ID:N4IpYI1o
ダイソーに売ってるやつか
レンズマンの世界が近づいている
42 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/06(月) 21:41:48 ID:zToICpQn
100mlの1000円香水買ったら一時間で香りが消えた
香料業界自体が鼻コピの世界じゃないの
自社の鼻コピは綺麗なコピー、他社の鼻コピは汚いコピー
44 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/07(火) 01:13:33 ID:CY+yngBa
>>39 著作権を認めるかどうかは確定していない。それが
>>1のロレアルの裁判。
下級審では著作権を認める判決が出ているけど控訴して争っている。
著作権は特許と違って存続期間が長いからな(EUだと70年か)。認められたら
認められたで、色々問題が起きそうだ。
レシピに特許って。香水だけじゃなくてあらゆるものに拡散してくぞ。
米1合に水何ccで特許とったら飯食えなくなるぞ。
47 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/07(火) 21:19:56 ID:/56/ls1p
原価が安い
>>46 現状でも料理のレシピは特許化可能。
「加工食品の製造方法」の特許って言われるから直接レシピとは気づきにくいかも
しれないが。
単にすでに料理本に載っているレシピは公知だから、特許化できないってだけだ。
49 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 08:10:35 ID:mtIRGEM4
>>46 >米1合に水何ccで特許
そんなの取ったってそれを謳って販売しないんだから完全コピー作っても喰えるだろw
なんで香水で著作権なんだか理解に苦しむな。
化学製品すべて(薬品、プラスチック類、化粧品類)とか
料理・飲料すべてで著作権が認められることになってしまう。
著作権が異常に強すぎるがそもそもの問題だけど。
(特許権と同じにすればいい。登録主義・20年)
51 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 16:38:57 ID:0lY5SL05
>これらのサイトは、人気香水のコピー製品であることを公言し、
>売り上げを伸ばしている。
完全に違法。シナ朝鮮人並みの恥知らず。
「ガキがおたくの香水飲んで担ぎ込まれたからMSDS出せやゴルァ」って
医者が言って出る物なの?
53 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 16:51:27 ID:9nyNfESa
>>46 米と水の配分なんかとっくに公知だから特許として
成立しない。審査ではねられる。
ただ、米と水に今まで誰もやらなかったような何かを加えるって
のなら加工食品の製造法として特許になる。
54 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 16:52:45 ID:9nyNfESa
>>51 一瓶のんでも害がないように設計されてます。
ペットボトルくらい飲んでも大丈夫。醤油よりも無害。
ガスクロまで使うとさすがに、ジャンルが違う気がするなw
成分特許とか香水業界はやってないんだから、仕方が無いといえば
仕方が無い
56 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 16:57:40 ID:u7XiAJbJ
エレキギターのアンプやエフェクターもモデリングで有名
メーカーの「音」を再現した商品が出てるからな。真空管
で数十万円のブツのサウンドをその10分の1以下で再現
して売ってるわけだが、似たような話だなw
部屋用のアロマオイルなんて
1,000円程度なら100均のと成分大して変わらんよ
広告やブランドに金払う馬鹿馬鹿しさ
58 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 17:14:48 ID:ZFeeg8fD
まさに映画「パフューム ある殺人者の記録」の世界
現代に天才調香師グルヌイユが何人いるんだ
59 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 17:25:32 ID:6VowTZl2
昨晩生まれて初めて匂いのある夢をみた。
60 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/12(日) 17:45:50 ID:dX4FApEg
で、そんな激安コピーサイトどこにあんの?
ググったが全く出てこないぞ
>53
日本の古来から伝わる金箔貼りの技術が最近アメリカで特許取られて
日本の金箔職人が商売できなくなったとかなんとか。
62 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/13(月) 05:50:15 ID:398FOWyp
法律にするとしたらどんな文章になるか考えてみたけど不可能だろこれ。
香りが似てるか似てないかの客観的基準ってなんだろ。特許で保護する範囲ってどこまでの広さを持たせればいいんだろ。
>>60昔ダイソーでシャネル風香水とか売ってたよ。今は知らん。小さい人差し指ぐらいのおおきさの小瓶。
中国には普通に流通してるんじゃないの。
63 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/13(月) 06:44:54 ID:/x4fKpI9
俺ぐらいの「ネ」クラスになると不細工がつけてるか美人がつけてるか嗅ぎ分けます
パンティですけど
64 :
名刺は切らしておりまして:2010/12/13(月) 13:41:14 ID:6exazrvB
安けりゃなんでもいいよ
色んな業界で簡単にコピーされるようになってきてるからいくら金と時間を掛けて技術開発しても成り立たなくなるな
大規模なコピーを許す国は日進月歩させる資本主義国家郡への戦争行為だわ
香水の価値の主体は、瓶とロゴだろ?