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GM株終値34・19ドル 「まだ割安」の声も遠い税金全額回収
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101119/bsk1011190842003-n1.htm 18日にニューヨーク証券取引所に再上場した米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)株の
初日の終値は、34・19ドルと、売り出し価格の33ドルから3・6%上昇した。
初値は6・1%上回る35・00ドルで、一時は35・99ドルまで値を上げたが、その後は
利食い売りに押される展開となった。
GM株をめぐっては、合弁相手である中国の上海汽車集団が同日、0・97%を取得したと発表。
「中東の政府系投資ファンドなどが積極的に取得した」(市場筋)との見方もあり、
海外投資家の需要の高さが買い安心感につながり、堅調に推移した。
市場では、「GMは今後も巨額の免税など政府支援を受ける。法的整理で負債を一掃し、
事実上の無借金に加え、人員削減や工場閉鎖で身軽になった。
売り出し価格の33ドルはかなり割安」(日系証券会社)などと、今後のさらなる上昇に
期待する声が多い。
一方で、約500億ドルの公的資金を投入した米政府は、今回、33ドルで約23%分を放出し、
約118億ドル分を回収した。残りの保有比率は約37%で、「損失を出さずに、全額回収するには、
44ドルで売却する必要がある」(市場関係者)という。
米政府の全株放出までにはなお時間がかかり、全額を回収できるかも不透明。
このため、ガイトナー米財務長官は、「納税者の資金は雇用を守った」と、早くも損失発生への
予防線を張っている。
-以上です-