【経済政策】メルケル独首相、国債市場の混乱に反撃 「金融と政治の世界では利益が相反」 [11/12]
1 :
きのこ記者φ ★:
ドイツのメルケル首相は、アイルランドの国債利回りが過去最高に達した影響が
ユーロ圏諸国の国債にも波及しつつある現状にも動じなかった。
・アイルランド国債、利回りが過去最高更新
アイルランドの国債利回りは11日、過去最高を更新し、イタリアとスペイン国債のドイツ国債に対する
利回りの上乗せ幅も1999年の通貨ユーロ導入後最大となった。
国債市場はギリシャやイタリア、ポルトガルがデフォルト(債務不履行)に陥る可能性を織り込みつつあり、
多くのアナリストはアイルランドやポルトガルもギリシャに続き欧州連合(EU)への支援要請に追い込まれると見ている。
これに対しメルケル首相は、ギリシャ型の支援をするのであれば、民間の投資家に対する負担を増やしたいとの意向を改めて示した。
・独首相「金融と政治で利益相反」
首相はこの2週間、自らがアイルランドやギリシャ、ポルトガルの国債を混乱に陥れたことを認めた。
首相は韓国・ソウルで開幕した20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で、欧州の納税者が財政難に陥った国を
救済する費用を負担するのは不公平だと指摘した。「金融と政治の世界では利益が相反している。
リスクを冒して大金を手にした者ではなく、納税者が一定のコストを負担しなくてはならない理由を
有権者や国民に説明し続けることはできない」と語った。
メルケル首相が2週間前、将来の危機に備えた救済制度創設についてEUの合意を提唱して以降、
一部のEU「周辺国」の国債利回りは急上昇(価格は低下)している。
この制度の発足は2013年以降となり、新規発行の国債のみが対象となるにもかかわらず、
民間の投資家への負担を増やすべきだとの首相の主張に市場は動揺した。
ポルトガルのドスサントス財務相は、欧州各機関は「この枠組みがどう機能するのか早急に明確にしなくてはならない」と述べた。
・ECBの公的資金注入は望み薄
欧州中央銀行(ECB)からは最低限の支援しか望めない。ECBのシュタルク理事は「ECBを通じて
公的資金を注入する」可能性は皆無だと述べ、市場を機能させる目的でのECBの国債買い入れは
小規模にとどまると示唆した。
バローゾ欧州委員長はアイルランドからの支援の申し入れがあれば、応じる構えを示した。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819584E3E0E2E2E48DE3E0E3E3E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
2 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/17(水) 21:50:09 ID:3ZkaPQJX
正論だな
ドイツは、ユーロの下落で輸出を伸ばし利益を得ている。
ユーロ下落の原因はPIIGS諸国なのだから、それを助けるのが
ドイツの義務だと普通は思うのだけれど。
そんな簡単な問題でもないぞ。
ドイツというかECBがアイルランドの銀行を助けるってことは
今回の場合はアイルランドの銀行の作った金融ゲームの負債をアイルランド国民がEU相手に奴隷化して払うことだから。
国民を奴隷にするぐらいなら銀行破産させてもいいなとか言い始めてるし。
EUの問題には少なからずアメリカのヘッジも絡んでる。
要するに金融屋の作った気の遠くなるような借金の為にドイツの銀行も回りまわって潜在的リスクを負ってるのに
じゃあドイツだけがその金を負担するのかって所もある。
要するにユーロってシステムそのものがヘッジのバブルを起す装置っていうかおもちゃになってるんだよ。
日本の借金とアイルランドの借金はちょっと性質が違う。
5 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/17(水) 23:32:46 ID:xINtLigG
6 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/17(水) 23:39:44 ID:P7tpfT5U
中国に飼い支えてもらえばいいじゃん
いや買い支えてもらえばいいじゃん
日本で言う地方交付税みたいな仕組みで金持ち国と貧乏国の調整をしないと無理じゃね?
8 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/17(水) 23:46:45 ID:dGiiHHhk
ドイツ国内世論を考えれば当然の発言だろ
>国債市場はギリシャやイタリア、ポルトガルがデフォルト(債務不履行)に陥る可能性を織り込みつつあり
なにげにすごい事が書いてあるな
9 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/17(水) 23:51:27 ID:QMm5JASH
ユーロの構成が、根本的な歪みによる構造的欠陥を抱える限り
欧州の支配層はますます儲かり、一般庶民はますます貧する。
喩えていうならば、天子と国民を売り、ブリタニアの爵位を手に入れようとした大宦官たち。
これが現実のモノとなった世界がユーロ。
スペインやギリシャのようなBクラス国家の支配層が、自身の財産をドイツの信用で裏付けられた通貨で
その価値を保証してもらう代わりに(ドイツマルクに対して異常に高いレートでのユーロペッグ→ユーロ化)
自国民のドイツ産業への隷属と、物価高による貧困の増大を押し付け
デフォルトによる破綻という不名誉を国に与えることを了承した。
つまり国を売ったのさ、文字通りね。
ユーロに参加するというのは、そういうことだ。
祖父の果たせなかった欧州統一の夢を、当時世界最先端だったドイツ軍を総動員しても果たせなかった野望を
動かず騒がず、ベルリンに居ながらにして斯くもスマートに実現したアンジェラ。
これが学位持ちの深慮遠謀、どうだい君達?。
10 :
名刺は切らしておりまして:2010/11/18(木) 08:36:09 ID:HTKb7K95
それが現実か
アジア共同体なんてもっと酷いことになりそうだ
11 :
名刺は切らしておりまして:
ドイツがすごい景気いいからなあ
発言力も強いだろう