【コラム】米韓FTAの決裂は米国に朗報だ…韓国の閉鎖性を知っている人から見れば (NewsWeek寄稿 プレストウィッツ氏) [11/12]

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1きのこ記者φ ★
ナポレオンは常々「運の強い将軍が好きだ」と口にしていた。だとすれば、彼はきっとバラク・オバマ
米大統領が気に入ったはずだ。

幸運なオバマは、韓国との自由貿易協定(FTA)に最終合意するという政治的な自殺行為を、
韓国側の「待った」のおかげで免れることができた。FTAはアメリカの貿易赤字と失業率を、
今以上に上昇させかねないものだった。

韓国発の報道によれば交渉はほとんど終わっており、オバマと韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は
自分たちが定めた交渉期限(11日)までに調印できる見通しだった。
韓国はこれまで、FTAは自国経済の繁栄と安全保障にとって欠かせないものだとし、交渉を推し進めてきた。
それが突然、米国産牛肉の輸入が若干増えることと、外国車の排ガス規制をわずかに緩和することに
同意できないと言い出した。

韓国は中国と同じく、自国通貨の為替レートを操作し、無数の行政指導と非関税障壁で輸入品をがんじがらめにしている。
そんな世界有数の閉鎖的市場である韓国が、輸入激増を招くはずもないアメリカ側の2つの要求になぜ応えられないのか、
疑問に思う人もいるだろう。

しかしオバマは、韓国が被害妄想に陥ってくれた幸運に心から感謝すべきだ。おかげでオバマ政権は自滅行為を回避できるのだから。
すべてが自由貿易の方向に流れている今、自由貿易と名の付くものに反対することは完全なタブーだ。
だが実際のところ、韓国との自由貿易が可能だと信じている人などいるのだろうか? なにせ韓国は外国の知的財産を
侵害することを政策的に奨励し、裁判所が日常的に外国企業の特許権を剥奪しているような国だ。

(>>2以下に続きます)
http://www.newsweekjapan.jp/foreignpolicy/2010/11/post-196.php
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