【書評】衰退国の先輩に学ぶ - 『イギリス近代史講義』(著:川北稔) [10/11/13]

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142名刺は切らしておりまして
イギリスが衰退していく過程で、製造業を移転することと、
高給取の労働者を首切りしてコストを下げることをやった。

それを90年代にアメリカが真似をしている。

イギリスはやりすぎて軍艦を建造するのもギリギリの技術水準という話。
それに反して、日本では衰退産業と呼ばれながらも、実際は最先端の技術を
持ち、建造量こそ中国や韓国に渡しながらも単価の高い船は日本が受注する。
そこには、海外に移転することなく、長期就労環境を維持し、最先端の技術
を開発する環境を残すマネージメント力がある。
英米の標準的経営から反する事例が出て、英米マネージメント力の低さを
証明することとなっている。