帝人ファーマは、世界戦略製品の通風・高尿酸血症治療剤「TMX-67」(一般名:フェブキソスタット)について
導出先の武田薬品がカナダで販売を開始したと発表した。
カナダでの製品名は「ウロリック」で、武田子会社「武田カナダ」を通じて、販売する。
今後、「TMX-67」の市場浸透に取り組み、ピーク時には、北米で年間売上高400〜600億円の達成を目指す。
帝人ファーマと武田は、「TMX-67」の北米における独占的開発・販売契約を締結。
武田の米子会社「TPNA」が2009年3月から、「TMX-67」の米国販売を開始しているが、カナダにも販売エリアを
拡大することになった。
今後、北米で事業展開を加速させる方針だ。
「TMX-67」は、帝人ファーマが自社創製した世界初の非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤。
欧州では、導出先の仏イプセンと伊メナリーニが41カ国で販売を開始しており、米国・欧州市場合計で売上高
1000億円の達成を目指している。
一方、アジアでは、韓国のSKケミカルズが承認を取得済み。日本でも、09年12月に再申請を行っている。
また、中国・台湾・香港では、アステラスの現地子会社と独占販売契約を締結し、海外企業との提携を通じて
グローバル展開を加速している。
▽ソース:薬事日報 (2010/10/25)
http://www.yakuji.co.jp/entry20978.html