【オピニオン】衣料品メーカーの「脱中国」を探る--WEDGE(JR東海) [10/30]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
日本が輸入のほぼ全量を中国に依存していたレアアースで起きた「実質輸出停止」は、
チャイナリスクを顕在化させた。日中貿易について見てみると、このように中国依存度
が高い産業分野として、衣料品が挙げられる。その衣料品メーカーの、チャイナリスク
への耐久度を探った。
「2〜3年前から、中国以外での生産比率を、現状の2倍の『3分の1』以上に引き上げる
目標を掲げています」。
こう語るのは、ファーストリテイリングの広報担当者。同社主力のユニクロは、2010年
8月の売上が前年比18.9%増の8148億1100万円、9月の売上は残暑の影響などで前年
比79.1%と落ち込んだものの、この業界で数少ない活気ある企業であることは間違いない。
そんな同社は、上記のように、生産の90%を占めていた中国から、東南アジア諸国への
生産拠点の移転を進めており、現在中国の生産は85%と、僅かながらではあるが数値は
下がりつつある。
日本貿易振興機構(JETRO)によると、2009年輸入品目別国別表・繊維製品では79.8%
を中国が占めている。今や私たちが着ている服のほとんどに「Made in China」のタグが
ついていて、日本のアパレル産業にとって中国が不可欠な存在であることは誰の目にも
明らかであろう。では、繊維製品はなぜここまで中国で作られるようになったのだろうか。
■「中国の技術力はすばらしい」
繊維製品が出来上がる工程を簡潔に説明すると、綿・麻・羊毛などの天然繊維や、
ポリエステル・ナイロン・アクリルなどの化学繊維から糸を作り、糸から織・編物が
でき、それを縫製して繊維製品の完成となる。原料から糸の部分を「川上」、織や編の
部分を「川中」、縫製の部分を「川下」と業界では一般的に呼んでおり、中国に依存
しているのは主に「川下」に当たる縫製の部分である。ちなみに織・編物自体は、
日本から持ち出す場合や現地や他国で調達するなど多様な経路があり、最近では中国
国内で「川中」部分まで取り扱う工場もあるそうだ。
「中国の縫製工場の労働者の技術はすばらしい」。
アパレルメーカーや小売業者、商社などは、口をそろえてこう言う。あるメーカーの
担当者は、「スーツの肩のラインや、婦人服のウエストラインをきれいに縫うことは
非常に難しい。こういった製品の、日本が求める高度な要求をクリアできるのは、
今のところまだ中国だけではないか」と、中国の技術の高さを賞賛する。意外に感じ
られるかもしれないが、「コツコツ行う縫製という作業と勤勉な国民性が合っている
のかもしれない」(同)ということで、高い技術力を身に付け、成功を収めてきた。
■「ミシンで縫う人」と「布を引っ張る人」が必要?
この高い技術力に加えて、もう一点非常に重要となる条件が「人件費」である。
「衣料品の縫製に必要なのは、少し乱暴な言い方かもしれないが基本的にはミシンのみ。
つまり他の工業製品を生産する場合よりも設備投資が低く済むので、その分全コストの
中で『労務費』の占める割合が高い」(繊維メーカー関係者)のだ。※続く
◎
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1115
2 :
ライトスタッフ◎φ ★:2010/10/30(土) 13:36:38 ID:???
>>1の続き
日本の繊維製品を中国で縫製し始めたのは、1990年代頃からであり、それまでは主に
台湾と韓国が拠点の中心となっていた。しかし、経済の発展とともに人件費が高騰し、
企業は徐々に拠点を中国へと移していったのだ。それでもやはり、経済の発展とともに
中国も同じ道を辿り、現在では上海地域の最低賃金が米ドルで302ドルまで上昇し、
90年代の約5倍にまで膨れ上がった。
このような人件費の高騰に加えて、2003年にはSARS、2004年〜05年頃には
反日デモも活発化してきたことにより、2006年頃から「チャイナ・プラス・ワン」
という、中国以外の国へ一定の投資を行い、リスクの分散化と低減を図る動きが見られ
始めた。その候補先は、ベトナム、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、インド、
バングラデシュなどが挙げられる。
これらの地域は、元々欧米向けの繊維製品の縫製を担っていたため、縫製施設自体は
あったのだが、前出の繊維メーカー関係者が聞いた話では、「バングラデシュの工場
では、元々ユニフォームやジーンズなど比較的縫製が容易なものを扱っていた。日本
向けの製品は、それよりも高度な技術が必要とされるため、ミシンを縫う人と、反対
側で布を引っ張る人の2人がかりでやっている」ということもあるぐらい、技術的には
発展途上の段階。バングラデシュの人件費は、JETRO発表の「アジア主要都市・地域の
投資関連コスト比較」2009年統計によると、中国国内で最低賃金の高い北京や上海
地域と比較すれば約 6〜7分の1、最低賃金がまだ低めの瀋陽や広州地域と比較しても
4〜5分の1と、非常に安価ではあるが、2人がかりで取り組んでいるなど、全体的な
効率を考慮すると、まだまだ中国に分があると言えるだろう。
■経済発展がもたらす「脱中国」
また、物流コストの面でも、「インドやバングラデシュからの日本への航路は限られて
いるため、輸送料がかえって高くついてしまうこともある」(良品計画広報担当者)と
いう声もあり、これも中国から生産拠点を一気にシフトできない一因となっている。
ちなみに中国に4年間駐在していた東レの社員によると、「駐在している間も、どんどん
高速道路網が発展していった」というように、国内のインフラ整備も急速に進んできた
と思われる。
しかし、それでも、「一国依存の状態では生産量に限界があり、他国への輸出分を
まかなえない可能性があるため、複数の国で生産する必要があるのです」(ファースト
リテイリング広報担当者)と、同社は生産拠点の分散を図る。また、平均所得が上がれば
内販の需要も高まるため、「注文の細かい日本への輸出品よりも、(中国)国内向けの
ものの方が生産しやすいという現地の声もある」(某衣料品メーカー広報担当者)という
ことからも、アパレルメーカーは日本の消費者向け製品の生産拠点を少しずつ移さざる
を得ないようだ。
また、中国に拠点を移した当初は、改革開放経済の推進で日本企業が活動しやすく、
最初の2年間は法人税が免除されるなどといった優遇策もふんだんにあったのだが、
それらも年々減ってきているという。軽工業は、国の発展の初期段階では力を入れるが、
先進国の多くがそうであるように、やがては重工業中心へシフトしていく。中国の経済
の発展によって、縫製拠点が外へ移るのは自然なことなのかもしれない。(※続く)
3 :
ライトスタッフ◎φ ★:2010/10/30(土) 13:36:49 ID:???
>>2の続き
このように、カントリーリスクもさることながら、経済的な発展による多くの理由に
よって、日本の衣料品の縫製拠点は中国から少しずつシフトしつつある。しかし、
現時点では、人件費、物流コスト、インフラ整備、そして技術力などを含めた総合力で、
中国に勝る国はないように思われる。ならば『チャイナ・プラス・ワン』を成功させる
ためにはどうすればよいか。
■「打ち出の小槌」の中国からの脱却
「一般的に、中国から第三国へ生産工場を移すときは、まずつくりがシンプルで納期が
タイトでなく、コストが下げられる点でも利益が大きい、『大量生産』が可能なもの
から始める場合が多いと思います」。
ある総合商社の繊維部門担当者がこう語った。「中国で何十年かけてやってきたことを、
急に別の国で同じレベルまで到達するのはもちろん不可能。それでも、すべてを満たして
くれる『打ち出の小槌』であった中国に依存し続けるわけにはいかない時期にきている」
と、まずは現段階でできることから取り組んでいる様子を教えてくれた。
前出の2人体制で縫製しているバングラデシュのように、いくら人件費が安くとも、
技術力があまり高くない状況に対応するために、例えば、ファーストリテイリングは、
日本の職人を現地へ派遣して技術指導を行う「匠プロジェクト」によって、現地の
技術力を高めてきた。またこのプロジェクトでは、技術指導だけでなく、工場の立ち
上げから、納期を守るなどのモラル面も含めた様々な点で細やかに指導を行う。
また別の衣料品メーカーでは、「現地に社員を派遣しての技術指導だけでなく、現地の
労働者を日本に呼び寄せ、自社工場での研修を実施している」と言う。それには、
「日本に来て、日本のマーケットを肌で感じてもらうことで、その質の高さを実感し、
自分たちがなぜ高品質な製品を作ることを求められるのかを実体験として理解してもらう」
という意図がある。
■「当たり前」のことも、きちんと教育する
さらに細かな部分の話になると、やはりそれぞれの国で文化や価値観は異なるもの。
「本当に些細な点ですが、値札の貼り方や検品方法、工場内でのダンボールの並べ方や
窓の開閉についてなど、日本では当たり前と思っていたことでも、特に発展途上の国の
労働者ほど言われなければ分からないことは山ほどあります。こういった小さなことも、
根気よく伝えていく必要があるのです」と述べる担当者もいた。
技術指導はもちろん、運営や管理の面で、どんな小さなことでもしっかりと指導して
いくことによって、新たな生産拠点に移っても、スムーズに人が育つ土壌を作れる。
それに加えて、国によってはインフラの整備やマーケットの拡大などの追い風もある。
おそらく現在のアパレル業界の多くの企業は、中国一辺倒の状況を変えようとしている
「過渡期」にあたる時期であろう。第三国が、中国と同じようなレベルの生産拠点に
なるまでには当然時間がかかるが、今できることから少しずつ始めていくことで、
いつか第二の中国となる生産拠点を生み出すことを期待したい。
衣類に南京虫、、
最近下着はベトナム製とかタイ製とか
中国製以外を買っている、まじで
6 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 13:44:53 ID:p+EUcKRk
日本の自衛隊や警察の制服もMADE iN CHINAなんだよな
7 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 13:45:37 ID:HwurBzYp
Yシャツとかベトナム製多い
なんという当たり障りのない、言ってしまえばどうでもいい感じの記事
何も知らない小学生向けかこれ
11 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 13:49:19 ID:3Lni7Skp
代わりはいくらでもあるということ
12 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 13:49:40 ID:p+EUcKRk
>>7 以前フェリーに乗ったとき、中国人と話して教えてくれた。
その人は中国の繊維メーカーの人で、火傷に強い繊維で日本の自衛隊や警察の制服作ってるんだって。
13 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 13:54:48 ID:m/P3c2vi
「脱・中国」しない日本企業は同情に値しない
自己責任だろ。社員殺されて会社も潰されてろ
女性社員が集団レイプされて惨殺されたら日本企業は終わる
目先のカネに目が眩んだ日和見の事なかれ主義の守銭奴どもが後悔しても遅い
中国のせいではなくチャイナリスクを甘く見た経営者こそが
責めたてられるんだよ。
株主の一人として絶対に許さんからな。
その為に株買ってたんだ。ひきずり倒してやる。
いまこそ中国を捨てろよ
14 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 13:56:37 ID:QHAREmnR
>>6 ウソ書くなよ。
警察などはどうか知らんが、安全保障上の問題で
自衛隊の被服は国産。
もっとも馬鹿民主が、中国に作らせろ、って
わけのわからんことを言い出しているが。
ほんと、売国民主だな。
とっとと、日本から消えろよ。
中国製の衣類が日本に輸入される時って、南京虫の殺虫どうやってるの?
製造中に普通に人から衣類に紛れて入ってるわけだけど、衣類に殺虫剤ぶっかけてるわけ?
16 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 13:59:08 ID:QHAREmnR
>>7 もしその会話が本当なら、だまされたんだよ。
今の国際的なやりとりでもわかるように、奴らは
自分たちの利益になることなら、平気でウソをつく。
中国人の話は、まに受けたらだめだよ。
17 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:00:10 ID:QHAREmnR
18 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:00:28 ID:p+EUcKRk
>>14 言われてみれば中国の軍服と日本の警察については、作ってるって言ってたが、
自衛官の服は言ってなかったかもw
中国での縫製が90年代以降? 冗談にも程がある。
中国の縫製レベルが全体的に高いのは、昔の日本向け単純製品や
低品質品の時代から何十年もかけて少しづつ全体的にボトムアップ
してきたからだろ。
それでも高品質を維持させるには日本人を駐在させたりしないと無理。
20 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:04:19 ID:6xvOCbOq
>>5 日本製も安いよ。
日本人が作ってるかどうかは知らないけど。
21 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:05:04 ID:p+EUcKRk
でも確か防衛省の仕事もしてるっていってたな
俺も当時防衛の仕事してて話が盛り上がったんだった
22 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:07:22 ID:6xvOCbOq
一般の制服も日本製が多いと思う。
関税で保護してるのかな?
つか海外生産は輸入品扱いにして関税かけたれ
警察は都道府県によって違う。
「警察官の服制に関する規則」に従って各都道府県警で業者に発注して制服を作るのだが、
規則に定のないディテール部分(ベルトやシャツのカフ等)は実はまちまちだし、
使用する生地も各自治体の経済力が反映されていたりする。
従って、業者が中国産で生産した制服を使用しているところもないとは言えない。
25 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:16:03 ID:oTQZAeEQ
企業の論理より国益を考え行動しろよ。
インドネシア、ベトナム、タイ、マレーシア、インドもある。
一国集中で考えるとリスクが多い国。
それがシナだ。
26 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:18:01 ID:7ES0igZf
技術教えんのも終了
工場も撤退
仕事ますますなくなって終了
自分たちで叩きやって首絞めた結果だから、いいんでね?
優秀な方々は、井の中の蛙的に他国叩いて時間潰してる暇あるんだったら、今勢い成長素晴らしいキムチの国とかにいったらいいんじゃないかい
28 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:35:03 ID:osvKNXQK
最近買った中国製のビジネスシューズは靴底が割れたり
靴底から皮がはずれたりで半年で3足だめになった。
それで中国産は2度と買うまいと誓って靴屋へ行ったらカンボジア製がたくさんあった。
試しにカンボジア製を買ってみた。
次は日本製も安くなってきているので、日本製にしようかと思う今日この頃。
29 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:37:46 ID:VwdB3TIr
低脳御用達雑誌か
30 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:44:05 ID:oYDhqUGd
品質管理はやっぱ日本企業がずば抜けてるよね。同じ中国製でも日本メーカーのはぜんぜん壊れない。
31 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:48:51 ID:DBncGrxC
おい!IENAのニ万もしたトレーナー一年でファスナー閉まらないよ!!高いくせにメイドインチャイナ最悪。今は日本製しか買わない。ヒステリックグラマーのトレーナー日本製10年着てるけど余裕です。
比べるとやっぱりチャイナ駄目だ
32 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 14:54:20 ID:PQWBStqc
どこの国でも日本人の目が届く範囲で
やれてるところの製品が一番だわ。
もう中国は無理だろ。日本人の目は届かなくなる。
こないだ西友で靴下買ったけど中国産は買わずベトナム産買った
34 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 16:27:44 ID:Kh/zeaTn
なぜいつまでもミシンを使って人力で縫製してるのか?
服くらいロボットで全工程仕上げられないのか??
ユニクロは上手くやってるな
36 :
名刺は切らしておりまして:2010/10/30(土) 16:30:00 ID:+4OCosIl
>>31 それはチャイナが悪いわけではなくて、
チャイナで安く作って高く売りつけ、中を抜いてる誰かが悪いわけで・・・
>>34 たぶんロボットで作った方が高コストなんじゃない?
GAPとか中国製じゃない方が多いんじゃないかという印象だな
中国製なんて、直ぐに糸がほつれるのばかり。