【教育】「就職に有利」専門学校の人気再燃 6年ぶり学生数増加[10/10/22]

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1やるっきゃ騎士φ ★
ソースは
http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY201010200474.html
http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY201010200474_01.html

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専門学校の人気が再燃している。
減少を続けてきた学生数が今春、6年ぶりに増加し、高校新卒者の専門学校への進学率も上がった。
4年制大学の卒業後に専門学校に入り直す学生も増えている。長引く不況のなか、「就職に有利」
という特色が見直されているようだ。

介護福祉士や作業療法士などの国家資格が取れる学科を持つ東京福祉専門学校(東京都江戸川区)では、
今春の入学者(通信学科を除く)が前年より3割増えた。

介護福祉士科(3年制)の石澤恵子さん(19)=東京都江東区=は都立高からストレートで進学した。
同級生の7割が4年制大学に進んだ。友人には「なぜ専門学校なの」と言われ、担任の先生たちからも
「大学のほうが良いよ」と勧められたという。だが、同居していた祖父を亡くしたことから、
介護の仕事をしたい思いが強かった。

「周りの子は、将来どんな仕事をしたいかの方向性は持っていても、職種までは決めていなかった。
私は介護職に決めていたので、専門学校が一番近道。4年制大学に比べると1年短いので、学費も安い」
と話す。

一方、同じ科の加藤亮平さん(23)=千葉県習志野市=は今春、都内の私立大を卒業して同校に入った。
大学は就職に有利とされる理系の学部で、「将来は保証されたようなもの」と思っていた。

ところが、就職活動を始めた一昨年秋、リーマン・ショックが起き、50社超の説明会に足を運んだが、
内定を取れたのはIT系の中小企業1社だけ。「妥協するか悩んだけど、やっぱり気乗りしない会社に
勤めるのはいやだった」。就きたい職業を見つめ直し、介護の道を選んだという。

同校の今春の入学者のうち、加藤さんのような大学新卒者を含む「高校既卒者」の割合は6割を超え、
開校22年目で最高だった。

大原学園グループ(本部・東京都千代田区)でも今春、首都圏の19校の入学者(社会人講座を除く)が
前年比で約36%増えた。高校既卒者の入学も同38%増。広報担当者は「大学を卒業したばかりの
学生の入学が特に多かった」と話す。

-続きます-