オバマ米政権は20日、F15戦闘機や攻撃ヘリなどの兵器約600億ドル
(約5兆円)相当をサウジアラビアに売却する計画を米議会に通告した。
米国の武器売却計画としては史上最大規模。米国の友邦であるサウジの
戦力強化により、核開発を進めるイランをけん制するのが狙いだ。
計画は、新規にF15戦闘機84機を売却するほか、サウジが既に保有する
70機を改良。また、攻撃ヘリAH64D「アパッチ・ロングボー」70機、
多用途ヘリUH60「ブラックホーク」72機、特殊作戦ヘリMH6「リトル
バード」36機も売却する。
米政府は、核開発を進めるイランが核兵器を製造する可能性や、イランが
改良しているミサイルがイスラエルや欧州の同盟国にとって脅威となる
ことへの懸念を強めている。
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101021-OYT1T00846.htm