ソースは
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17749520101020 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17749520101020?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0 [デトロイト 19日 ロイター] PRTMマネジメント・コンサルタンツは19日、
中国の自動車部品メーカーが、今後の国内自動車販売の拡大に備えて、
海外の部品メーカーの買収に対する関心を強めているとの報告書をまとめた。
インタビューに応じたPRTMの自動車コンサルタント、ディートマル・オステルマン氏は
「中国の自動車部品メーカーは、国内の再編にも関心があるが、製品技術の幅を広げるため、
欧米での買収にも関心を向けている」と述べた。
PRTMがまとめた世界の自動車部品メーカーの破綻・再編見通しに関する報告書によると、
中国の小型自動車販売は今年30%以上増加する見通し。
オステルマン氏によると、中国の自動車生産は今後急増し、5年後には3000万台に達する
可能性がある。
このため、同国の一部の大手部品メーカーは、需要の拡大に備え、買収機会を探る可能性が
高いという。
PRTMによると、積極的に買収を模索する可能性が高いのは、寧波華翔電子、富奥汽車零部件、
Changchun Faway Autoなど。
今年1─5月の自動車メーカーの合併・買収は世界全体で108件で、
1─5月としては過去最高に近い水準だった。
今年は、中国とインドの部品メーカーによる買収が、世界全体の買収の約15%を占める見通し。
2000年時点では2%だった。
ただ、日本、北米メーカーによる買収は依然、中国・インド企業を上回る見通し。
「中国の部品メーカーの買収能力は高いが、(宝山鋼鉄を除けば)規模が小さく、
トップクラスの有力な買い手候補とはなり得ない」という。
調査は世界の部品メーカー上位100社と、主要7カ国・地域の準大手460社を対象に実施した。
調査によると、米自動車部品メーカーの破綻ペースは昨年以降、鈍化しているものの、
欧州では販売低迷で来年いっぱい破綻が続く可能性が高い。
ブラジル、インド、中国などの部品メーカーは破綻のリスクが最小限にとどまるという。
-以上です-