【不法就労】全国初、国の「地域再生計画」支援を悪用したIT会社社長らを逮捕--福岡 [10/18]
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福岡県警などは18日、IT技術者名目でカンボジア人3人を来日させ、同県久留米
市内のスーパーの倉庫で働かせたとして、同県飯塚市のIT関連会社「マルテック」
社長でマレーシア国籍のリム・ウィイ容疑者(39)=飯塚市下三緒=ら4人を
出入国管理法違反(不法就労助長)容疑で逮捕した。また、県警は福岡入国管理局と
合同で同社など関係先約20カ所を同法違反容疑で家宅捜索した。
県警によると、「マルテック」は、国の「地域再生計画」に基づく支援措置の対象
として認定されていた。認定企業は、外国人IT技術者を受け入れる際、入国審査に
かかる時間が短縮されるなど優先措置がある。地域再生計画に絡む不法就労事件の
摘発は全国初。
他に逮捕されたのは、同県久留米市のスーパーチェーン「くるめチマキヤ」社長、
宮崎貴吏(たかし)(40)=久留米市山川町▽宮崎容疑者の実弟で同社役員、
陽吏(ようじ)(36)=久留米市善導寺町島▽リム容疑者の知人で、飯塚市の
スーパー経営、酒井優(31)=飯塚市枝国=の各容疑者。
容疑は、共謀のうえ24〜27歳のカンボジア人男性3人を、IT技術者として
「マルテック」が雇用する形をとり、昨年12月5日、出入国管理法に基づく
「特定活動」の在留資格で入国させ、国の資格外活動の許可を受けずに「くるめ
チマキヤ」で働かせたとしている。
県警によると、宮崎貴吏容疑者は容疑を認めているという。▽リム容疑者は「商品の
在庫管理システム開発の勉強をさせていた」▽陽吏容疑者は「どういう経緯で彼らが
働いているか分からない」▽酒井容疑者は「不法就労させていた認識はない」−−と
それぞれ否認しているという。
関係者によると、カンボジア人3人は中学生だったころ、カンボジアでボランティアで
日本語教師をしていた酒井容疑者と知り合い、大学卒業を控えた昨年夏、酒井容疑者
から「日本のスーパーで仕事がある」と勧誘されたという。県警は、酒井容疑者が、
リム容疑者と宮崎両容疑者の仲介をしたとみている。
福岡入国管理局は、カンボジア人男性3人について強制送還する方向で検討している。
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