【金融政策】「米経済、追加緩和する状況」 FRB議長、講演で表明 [10/15]

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1ライトスタッフ◎φ ★
米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は15日、ボストン市内で講演し、
現在の米経済の状況について「追加緩和を行う状況に当たるようだ」と表明した。
追加緩和を強く示唆する発言で、11月2〜3日に開かれる米連邦公開市場委員会
(FOMC)で追加緩和に踏み切る可能性が一段と強まった。

バーナンキ議長は「物価上昇率はあまりに低すぎる。(一方で)失業率はあまりに
高すぎる」「デフレの危険性は望ましい水準よりも高い」などと足もとの米経済に
強い懸念を示した。

FRBは前回9月21日のFOMC後の声明で「追加緩和を行う用意がある」と言及。
市場は、バーナンキ議長の姿勢に変化があるかどうか注目していた。

FRBの追加緩和が濃厚になったことで、外国為替市場ではドルを売って円を買う
圧力が増すことになる。15日のニューヨーク外国為替市場の円相場は朝方、1ドル
=81円台前半で取引が始まったが、バーナンキ議長の発言が伝わった直後、1ドル
=80円90銭台に上昇した。午前8時20分(日本時間午後9時20分)時点は
前日午後5時時点と比べ51銭円高ドル安の1ドル=80円88〜98銭。

http://www.asahi.com/business/update/1015/TKY201010150479.html